訪問介護の事故事例は?防止策と事故対応についての重要性。

      2018/11/25

どんな人もどんな仕事でも、人は必ずしも失敗しますよね。私もかなりの失敗をしてきました。失敗した後は、内容によって3種類の報告書を作成します。

事故が起きてしまったことは、アクシデント報告書(事故報告書)。

事故にならなくとも、一歩間違えば事故になりそうだったことは、ヒヤリ・ハット報告書。

苦情があった場合は苦情・相談報告書。

これらの報告書を作成する理由は、社内で共有し、同じ失敗をしない為でもあり、事故防止の為でもあります。苦情や相談はサービスの向上にも繋がりますね!

私が起こした失敗または、人から聞いた事故事例を参考にして、是非、同じ失敗をしなように仕事に活かしてくださいね!

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訪問介護の事故事例と防止策

1.服薬ミス

薬は1包化されていることが多いです。

例えば、朝食後に、夕食後の薬を出してしまった場合や服薬自体の忘れなど、服薬ミスは命に関わる重大な失敗です。

私は、朝と夜の薬を間違ってしまったことがあります。幸い、体調等は問題なかったですが、それ以降失敗しないように、何度も確認してから薬を出すようにしてます。

お客様が管理されてる場合は、目視と口頭で確認してから服薬介助を行うように気をつけています。お客様と私でダブルチェックすることでミスを防ぐ事が出来ています。

しかし、本当はお客様に迷惑をかけないよう、ヘルパー側が気を付けなければいけない事です!

2.物の紛失

例えば、お客様の家の鍵を、事業所側で預かることも少なくはありません。そのため、鍵の紛失の危険性があります。

物の紛失はお客様との信頼関係が損なわれる事例です。鍵を紛失してしまい、ドアの鍵のシリンダーごとこちらで交換した話を聞いた事があります。

3.転倒

一対一で介助をしてますが、転倒事故は大変多いです。外出支援やお風呂、家の中等、様々な場所で危険があります。

ヘルパーもずっと見守っているのでなく、家事等の作業をしながらなので、少し離れている隙に、転倒事故になってしまったというケースも多いです。

そして、思わぬところで頭を打ってしまったりと、大事故に繋がってしまう場合もあります。

私は、お客様のトイレ介助をしていた際、便座に座られた勢いで後ろの水タンクへ頭をぶつけられてしまった方がいます。

その方は、大事には至らなかったですが、以後、どんなところに危険があるか、常に考えながら行うようにしています。

家事をするときも、転倒や見守りが必要なお客様、またそれ以外のお客様も、ちらちらとご様子確認をすることが大切です。

4.寝坊

これはもう…自分で気を付けるしかない事ですね。ハードなスケジュールが続き、アラームを消して二度寝してしまった事があります。なんとか10分くらいの遅れで職場に着きましたが…遅刻は遅刻。

以降、2台の携帯でアラームをかけ、一台は手の届かないところへ置くようにしました。

寝坊は誰にでも起こる事なので油断は出来ません!特に、冬なんかは寒いし朝が暗いので要注意!

5.物品の破損

ちょっと失礼ですが、お客様宅で劣化しているものを扱うこともあります。

まな板を拭いている時に折れてしまったり、鍋の蓋を落として取っ手部分が取れてしまった、洗い物中にコップを割った。

もう壊してしまったものはしょうがないです。直りませんし、時間を戻すことも不可能です。

正直に謝りましょう!!お客様と相談し、弁償といった事もありますが、正直に謝れば大抵、「形あるものはみな壊れるから」と「気にしないでいいよ」と、そこまで怒られることはありません。

ただ、一番気を付けなければならない物は、すでに売っていない一点や、思い出の品です。物を扱う時は、十分気をつけましょう!

6.買い物時、間違った物を購入

例えば豆腐一つとっても木綿、絹、2つ3つに分かれているもの、メーカー等選ぶものが多いです。

詳しく聞いてから購入しないとご希望の物ではないものを購入してしまいます。しかも、お客様のお金でのお買い物です。間違えた場合はレシートがあれば返金して、正しいものを購入しましょう。

何をお求めなのかをちゃんと理解した上で買い物に行きましょう!

わからなかったら、電話で確認したり、品物がない場合は購入するのかしないのか。また、他のメーカーでもよいのか買物は特に細かく伺いましょう!

7.手を洗わない

手を洗う事なんて当たり前だろ!と思われると思いますが、意外と手を洗わない人がいるようです。時々、お客様から「あの人、手を洗わないのよ」と聞く事があります。

うちの会社では、石鹸は常に持参しているので、他事務所のヘルパーさんの事だと思いますが…手を洗わない手で調理されたり、ベタベタ部屋の中、介助などで触られたりするのは、気持ちの良いものではありません。

せめてちゃんと綺麗に手を洗いましょう!

8.全然仕事を覚えてくれない。

仕事によっては仕事の手順がきっちり決まっているものがあります。また、お客様のルールがあり、それをなかなか覚えてもらえなくて大変と愚痴をこぼされる方もいらっしゃいます。

私は、やり方を事細かくメモし、そのお客様の家に入る前にメモを読み返したししています。使用するスポンジや片付け方、置き場所、掃除方法や注意点など。疑問はその場で聞いてメモして覚えます。

また、そのお客様に担当ヘルパーを変更した場合は、仕事内容は共有しておかないと、次はいるヘルパーもお客様も困ってしまいます。

手順書やお客様の情報(フェイス・アセスメントシート)を作成しておきましょう。確かに、覚えが早い人、悪い人もいますが、頑張っている姿勢を見せる!これが大事だと思います。

9.ヘルパーのやり方を押し付けられる

その家ごとに、洗濯の仕方や掃除方法等ルールがあります。ですが、ヘルパーによっては自分のやり方を変えない人がいるという話を聞きます。

たとえば、「この方が効率がいいから」とか「ここに置いておいた方が使いやすい」とか、お客様の希望は無視し、勝手に自分で決めちゃうのです。

そこで生活するのはヘルパーはなく、お客様ですよね…。介護の自立支援という考えからも、お客様自身が生活しやすいように、意思を尊重して仕事をしていきましょう。

「うちはうち、よそはよそ」覚えておきましょう!

10.物の戻し忘れ、片付け忘れ

うっかりすると片付け忘れ、出しっぱなしにしてしまう事もあります。そんな時は、自分の動線に物を置きましょう!自分の動く範囲に物を置いておくと、忘れにくいです。

ベッドのサイドレールを外した後つけ忘れると、ベッドから落ちてしまったり大変です。

ベテランヘルパーさんから、自分の導線に置けば、忘れてても足で踏んだ時に気づくというアドバイスをもらったことがあります。

使用するものは移動する動線に置くなど、工夫をしましょう!

11.一緒に外出中、お客様を見失ってしまう。事故にあう。

一緒に外出して、少し待っててと傍から離れてしまうと危険です。

そのままそのお客様がどこかへ行ってしまい、離れ離れになってしまう事があるからです。無事ならまだ良いですが…そのまま事故にあっていたら大変なことです。

 

お客様ごとに仕事内容が違うので、まだまだ事故事例はあると思います。その都度、会社に報告して、報告書へまとめた後に共有することが何より大切です。

会社でも同じ失敗が起きないように、1年に一度、半年に一度でも、振り返る時間があると良いと思います。

訪問介護 事故事例

私が起こした事故事例と事故後の対応ミス

私は入社1年目の時、要介護度も重く、誤嚥の危険性があるお客様の食事介助で、食事の順番もばらばらで、熱いまま口に運んでしまったことがありました。。

その時にその場でご家族の方に怒られた事があります。その場で謝罪はしましたが、その後、上司に報告する事なくそのままにしていました。

その後そのご家族からご連絡があり、私には任せられない、信頼できないとおっしゃられ、その仕事自体が無くなってしまいました。

理由は、怒られたことを上司に報告せずにいたために、上司や会社から謝罪が無かったためです。何故アクシデントを起こしたのに、会社に報告しないのか。

信頼ができない、任せられないとの事でした。また、技術的にも今後なにかあったときに、ヘルパーもかわいそうだと。

仕事上、一対一であり自分自身、またはご家族をお任せする仕事です。一番大切なのは、任せられるという信頼です。その信頼が1回の出来事でなくなってしまったのです。信頼は一瞬で崩れます。

この失敗以降は、その場ですぐにご家族やご本人に報告し、謝罪し、すぐに上司に報告するようにしています。その後、上司からも謝罪に伺う対応になっています。

また、仕事に対する意識も変わった気がします。少し間違えば危険な仕事、そのお客様にとって何が危険なのかをよく把握する必要がありました。事故を隠すというのは何も良い事はありません。

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事故防止策と事故後の対応についての重要性

事故は誰にでも起きます!私は大丈夫と思っていても、思わぬところで起きてしまします。大切なのは、事故防止と事故後の対応です。

事故が起こりそうなことはあらかじめ予測して防ぐのが前提ですが。それでも事故が起きてしまうこともあるので、隠さずにその場でご本人、ご家族に謝罪、会社に報告し、会社からも謝罪や対応を行う。

事故やクレームがあったことは報告書にまとめ、全員で共有し、同じミスを繰り返さない。同じ失敗を起こさないように組織としての仕組み作りが大切です。

失敗はしてしまいますが、その後すぐに対応することで良い印象に変わることもあります。

「普段よくやってくれるから大丈夫よ、気にしないで」という言葉をかけてくださることもあります。信頼関係ができていて命にかかわらない失敗であれば、大抵許してくれます。

まずは、どんな小さなことでも報告して、素直に謝りましょう!



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