高齢者の脱水原因と起こしやすい理由とは?訪問介護での予防法を解説。

      2018/11/25

水、ちゃんと飲んでますか?私たちの体の6割くらいは水分でできています。食べ物がなくても、水さえあれば1か月くらい生きられる…、そのくらい生きていく上で重要なのが水分です。

一日に食事以外に水分として摂取する量は1.2リットルくらいは飲んだ方がよいそうです。いや…こんなに飲んでないし飲めるのか?って思いますよね。

水分不足の為になる脱水症は年齢に関係なく起こるものですが、特に高齢者が起こりやすい理由があります。

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高齢者の脱水原因・起こしやすい理由とは?

下記の原因があてはまる場合は脱水症状になりやすいので、特に注意が必要です。

1.そもそも水分を摂取する量が少ない

高齢になると若い時に比べ、食事量が減りますよね。その分食事から摂れる水分が少なくなります。そして、感覚機能が衰えて、喉の渇きにも気づきにくくなります。

また、水分を摂ることでトイレが近くなり、移動が大変だからと水分を控える傾向があるのではないでしょうか。

認知症の方だと、飲み物や食べ物を食べたかどうかを忘れてしまったり、そもそも飲み物を飲むという習慣自体を忘れてしまう可能性もあります。

2.寒がりであり、熱さを感じにくい

脂肪が少なくなっているので、寒く感じることが多いです。そのため、そんなに寒くないのに、暖房を入れすぎてしまいます。

それに合わせて、冬は電気毛布を使用して、布団をたくさんかけてしまうため、熱がこもって体温が37度を越えて発熱したり、熱中症になり、水分が奪われていきます。

3.嚥下障害、誤嚥の危険性

嚥下障害などで誤嚥の危険性があると怖くてなかなか水分が取れなかったり、控えていたりします。

4.内臓の働きの低下

腎臓の働きが低下すると体内の水分量をコントロールが難しくなります。

5.筋力の低下

筋肉には水分が溜まっているため、筋力が低下することで体内の水分も少なくなります。

6.下痢・頻尿

下痢や頻尿の場合は、水分を遠慮する傾向があると思いますが、トイレに行くことでどんどん水分が出てしまうので、逆に水分補給をする必要があります。

7.薬の副作用

高齢者はたくさん服薬している人が多いです。利尿作用がある薬だとトイレが頻回になり、水分が出てしまいます。

高齢者 脱水原因 理由

訪問介護で注意したい脱水予防法

特に独居や認知症の高齢者のご自宅に訪問する際は、家や室内の環境に注意する必要があります。

実際に私が訪問したお客様は、部屋に入った瞬間、モンモンとしていて、気温が30度を越えていました。「熱くないですか?」と聞いたら「え?熱い?」と…仰ってました。

そのお客様は、暖房が消えていると思っていましたが、手に力がなく、エアコンのリモコンがしっかりと押されていなかったようです。

そういうことがあったため、室温計と湿度計がくっついているものを購入して目に見えやすくしました。これにより、本人またはヘルパーも確認して室内環境を整えることができています。

そしてこまめにヘルパーから、水分補給のお声掛けをしたり、水分もお好きなものを準備する。冬は、加湿器や濡れタオルを準備して乾燥しないように心がけています。

食欲がない時は、お粥やウイダーインゼリーなど食べやすいものを購入して、手の届く範囲にペットボトルを置いておくなど、自発的に水分を取る環境を整えています。

水分摂取の飲み物としては、経口補水液やスポーツドリンクも良いです。経口補水液は水と食塩とブドウ糖が入っていて水分とミネラルの吸収を補ってくれます。

認知症の方は、夏なのに冬の格好をしていたり、エアコンをつけるという事ができない場合があります。やるべき仕事を終えて退出する前には「この環境で大丈夫か?」と考えてみましょう。

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高齢者の脱水原因と訪問介護での予防法まとめ

高齢者は特に脱水になりやすい!そのため、私たちが注意していく必要がありますね!

特に独居で住まわれている方は、ヘルパーが本人のご様子や室内環境をよく観察して、生活しやすい環境を作っていくことが大切です。

高齢者に限らず私たちも、水分補給は重要ですので、喉が渇く前にちょこちょこ水分補給をして、脱水を予防していきましょう。



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