訪問介護で足浴する目的や方法は?手順や効果についても。

      2018/11/25

足浴(そくよく)って聞いたことありますか?足浴とは、文字通りに足のみの入浴の事です。この足浴、結構大切なことなんですよ!

なんだ~大したことなさそうじゃん…と思いますが、足浴には目的と効果があり、ケアプラン(介護計画書)や看護計画書、医者からの指示にも足浴の時間を設けるようにと計画に組み込まれることがあります。

そこで、今回は足浴とはどんなものなのかをご紹介していきます。

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足浴の目的や効果とは?

1.体が温まり、血液の流れがよくなる

血液の循環が良くなるので、褥瘡(床ずれ)、拘縮の予防にもつながります。足のむくみの改善にも良いと思います。

2.清潔

足を洗い清潔に保つことで、感染症の予防や皮膚状態の改善につながります。また、爪が温まると柔らかくなるので、爪が切りやすくなります。

3.リラクゼーション・睡眠効果

足を温めるだけでも、リフレッシュするのではないでしょうか?また、足を温めると眠りやすくなります。

訪問介護 足浴 効果

訪問介護での足浴手順と方法

私が担当しているお客様は、家の中に椅子がなく、常に車椅子に座られています。そのため、車椅子に座った状態のまま足浴を行っていきます。足浴のみで、全体の時間は30分の仕事です。

準備するものは、グローブ4枚、フェイスタオル2枚、ぞうきん、石鹸、足浴バケツまたは大きな洗面器やバケツ、500ミリペットボトルを2本(キャップに小さい穴が何個か空いている)、高さを上げる台、薬があれば準備。

まず、本人の体調や、足の状態を確認します。また、足浴している間はその場所から動くことができないので、室温など室内環境を整えます。

車椅子のブレーキをして、フットサポートを上げます。そこに足浴バケツを置いただけでは高さが足りずに足が浸からないため、床に台を置きます。この台はヘルパーが牛乳パックをつなげて、それをビニールで覆った手作りの台です。これを車椅子の前に設置します。

足浴バケツの中に40℃前後のお湯をいれます。また、2本の500ミリのペットボトルの中にもお湯をいれます。足浴バケツを台の上に置いて、ズボンを膝まで上げて両足を入れていきます。

大体10分目安に足を温めます。その間は、記録を記入したり、次の薬の準備、片手に2枚づつグローブをはめておきます。

10分経ったところで片足づつ、石鹸で洗っていきます。片足を石鹸で洗ったら、ペットボトルのお湯で流して、そのままタオルで足を拭きます。足に水虫や感染症があった場合は、タオルを片足づつ変えた方が良いと思います。

その後、バケツと台をいったんどかし、薬を塗布するために、グローブを一枚ずつ脱いで新しいグローブにします。準備されている薬や保湿剤等を塗布します。その後は雑巾で床を拭いたり、片づけて終わりになります。

足浴はベッドで寝たままでも可能です。その場合は膝の下にクッション等入れてを膝を立てて足浴します。

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足浴の注意点

・お湯の温度は大体40度前後ですが、人によって感覚が異なりますので、伺いながらお湯の温度を調整しましょう。

・食後は避けましょう。消化不良を起こす可能性があります。

・足に傷や褥瘡がないか確認。もしあった場合は、足浴は行わず、看護師や医者の指示や判断を仰ぎましょう。

・事前に水虫や白癬などの感染症がないかを確認する。

・水分をしっかり拭き取る。菌が増殖したり、水虫が悪化しないようにするため。

・脱水を起こさないように水分補給もしっかりととってもらいましょう。

持っている疾患によっては足浴を避けた方がよい場合があります。足浴してOKなのか判断に迷った場合は、看護師や医者に聞いてから行いましょう!

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訪問介護の足浴まとめ

足浴は、お風呂での入浴と異なり簡単にできますので、お客様に体力がない方でも安心して行う事ができます。

足浴の時間を取り入れて、リラックスできる時間ができるといいですね!足だけでなく、手浴もいいと思いますよ。

また、入浴剤やアロマを入れても楽しめますので、足浴を検討してみてはいかがでしょうか。



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