寝たきり高齢者が床ずれになる原因は?訪問介護時の予防法を解説。

      2018/11/25

できれば寝たきりにならないようにしたいですが、寝たきりになってしまった場合はどうしたらよいでしょうか?

寝たきりの方への介護は、注意する点があり、介護者側が一人で介護を抱えるのでなく、チームで介護する必要があります。

訪問介護、訪問看護師、訪問リハビリ、訪問入浴、などを利用していきましょう。

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寝たきりの高齢者の介護のポイント

1.床ずれ(褥瘡)

床ずれは褥瘡(じょくそう)と言う事もあります。床ずれが悪化してしまうとなかなか治りません。そして、とても痛いのです!予防を心がけ、悪化する前に対処していくことが必要となります。

床ずれについては、後ほど説明します!

2.排せつ介助

排せつ介助は、一日に何回もありますので、訪問介護を一日3回朝・昼・晩と入っているお客様がいます。また、その合間に看護師さんをいれて対応しているお客様もいらっしゃいます。

3.清潔を保つ

なかなかお風呂へ入ることも難しく、着替えも大変で、外出も少なくなりがちですが、汗をかいたり体も汚れてきますので、清潔に保つことが重要です。

タオルを温めて清拭したり、洗髪や着替えを行うことで、気分もリフレッシュできます。訪問介護を利用して、着替えは一日ごとに行ったり、夜に着替えと清拭を行う等、相談して決めましょう。

4.介護者の負担軽減

寝たきりの人の移動や移乗は介護者側の体へ負荷がかかりやすいです。また、同居されているご家族の介護負担が重くなってしまわないような配慮をしながら、介護計画を立てていきます。

ご本人様だけでなく、ご家族の様子も伺っていけるとよいですね!

寝たきり 高齢者 床ずれ

寝たきり高齢者が床ずれになる原因とは?

床ずれとは

例えば、ベッドに横になったまま、椅子に座ったまま長時間同じ姿勢をしていたらどうなるでしょうか?背中やお尻が痛くなってきますよね?

大体、痛くなったら、体を動かせる人は、寝返りしたり、動いたり、立ち上がりますよね!

しかし、寝たきりの人は体を動かかすことが難しいです。そのまま長時間、同じ姿勢で横になっていると、同じ部分が圧迫され続けて、血行が悪くなり、酸素や栄養が届かなくなります。

そうすると、皮膚が壊死して腐ってしまうのです。そのままほっておくと、皮膚が崩れていき、穴が開いて骨が見える状態まで進みます。

床ずれの起こりやすい部分

体の骨が出ている部分が圧迫されやすく、床ずれになりやすいです。例えば、仰向けで横になる場合は、仙骨(お尻付近)、かかと、肘、後頭部などを注意します。

床ずれの原因

主な原因は、皮膚の圧迫によるものですが、それに加えて床ずれを発生しやすくしてしまう原因があります。

・皮膚への摩擦やズレ

・汗や失禁による皮膚のふやけ、不衛生な状態

・乾燥して皮膚が弱くなっている

・栄養不足

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訪問介護での床ずれ予防について

1.体位変換

床ずれは、同じところに長時間圧がかかることによって、発生してしまうので、除圧することが重要です。

除圧は、態勢を変えて行います。例えば、ずっと仰向けだったら、右や左に向いて横になる。また、完全に横にならなくても、クッションを何個か利用して、背中にいれたりすると圧のかかる部分が変わります。

かかとは、ふくらはぎにクッションをいれれば、かかとが浮いて床ずれ予防になります。

訪問介護や訪問看護やリハビリを利用して、ケアに入ったときに体位変換やクッションをはさんだりと、長時間同じところに圧がかからないようにしてもらえればいいですね

また、人がいなくても体位変換をしてくれる、介護ベッドがあります。児童のベッドは時間で右に傾いたり左に傾いたりしてくれます。

2.ベッドや、車いすのクッション

やはり、ベッドおマットやクッションは重要です。私の担当としているお客様も空気の入ったベッドやクッションを利用しています。クッションに空気が入ったこぶがたくさん入っていて、圧が分散されるようにできています。

3.シーツや服のシワを伸ばす

シーツや服がシワになっている状態で、横になっているとその部分が圧迫されて床ずれになりやすくなってしまうのです。体位変換を行ったり、着替えを行ったときは、背中側のシワを伸ばすことを意識してください。

3.栄養

お客様で、仙骨部分に床ずれができてしまったお客様がいました。頸椎損傷で下半身不随の方ですが、日中は車椅子で過ごされてました。

仙骨の骨が出ている方で、そこが床ずれになってしまったのです。訪問看護師が早めに処置はしていましたが、もともと、ご飯をあまり食べない方で、完治するのにとても時間がかかりました。

処置のお話を聞くと古くなった皮をハサミで切っていくのが痛いとお話されてました。

そこで、高栄養の医療食品を食べるようになったところ徐々によくなっていきました。皮膚や肉が再生するには栄養が必要なのかもしれません。

4.清潔を保持する

常に皮膚の清潔や乾燥している場合は保湿剤を塗布するとう気を付けましょう。排せつ介助も重要です。特に仙骨部分もオムツが重なってしまう場合は特に清潔を心がけましょう。

5.早期発見と対応

重要なのは、床ずれになりそうなところを早期に発見して対処することです。

床ずれにはステージがⅠ~Ⅳがあり、初期の段階がⅠです。そこからだんだん骨に向かって穴が深くなっていきます。Ⅳはひどいと骨が見えてしまうこともあります。

なので、Ⅰの段階で発見し、対処することが必要です。Ⅰの段階は発赤がおこります。特に床ずれができそうな部分に発赤ができていたら注意しましょう!

寝たきりのお客様の場合は訪問看護師が入っていることがほとんどだと思いますので、まずは、訪問看護師さんに報告や相談をしましょう。

一人では解決することはできないので、入っている関係者全員で協力して、行っていく必要があります。

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訪問介護で気を付ける床ずれの予防まとめ

寝たきりの人の中には、発話をしたり意思表示をすることが難しい方もいます。そういう方は特に注意が必要です。

「痛い」と意思表示できれば、早く気付くかもしれないですが、そうでない場合は、こちらが気づくしかありません。

訪問介護は日々のご様子の変化や体の変化を観察しながら、仕事を行う必要があります。また、その場は仕事をするのは一人だと思いますが、他の時間は他の人が入ります。

入っている関係事業所で、チームでそのお客様を支えているとう意識をもって、情報共有が大切になります。



 - 訪問介護の注意点