高齢者を食事介助する時の注意点は?誤嚥を予防する方法も解説します

      2018/11/20

食事介助は簡単そうに見えますが、一歩間違えると誤嚥(ごえん)につながる重大な介護です。訪問介護では、食事の準備から介助まで行い、食事ができるよう特に注意が必要な仕事です。

誤嚥とはなんでしょうか?

誤嚥とは、飲食物が食道でなく気管に入ってしまって、押し出そうとして、せき込んでしまう事です。皆さんも経験があるのではないでしょうか?私も時々、唾液が気管に入ってむせ込んでしまう事があります。

このように誤嚥してしまうと、口の中の細菌が気管や肺に入ってしまうことにより、肺炎を引き起こす可能性があります。これを誤嚥性肺炎と言います。

咳ばらいと抵抗力があれば、誤嚥したからと言って必ず誤嚥性肺炎になるわけではないです。ただ、寝たきりの方や高齢者の方は抵抗力が弱いため、肺炎になりやすいと言えます。

誤嚥のリスクとして、気管に食べ物が詰まり窒息してしまう可能性もあります。

これらのリスクから飲食の際は特に誤嚥をしないために気を付けなければなりません。そこで、誤嚥しにくい食事介助方法と注意点を説明していきます。

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誤嚥を予防するための高齢者の食事介助方法

1.意識を確認

直前まで眠っている場合は、しっかり目を覚ましてから食事を行ってもらいましょう。意識が朦朧としていると、集中して食事ができないので誤嚥しやすいです。

2.食事しやすい環境を整える

トイレに行きたいと、食事どころでなく気が散ってしまうので、トイレは食事前に行っておいた方がいいですね。

そして、手洗い、うがいをするとより良いです。特に眠っていた場合は、口の中に細菌が多くなっていたりするので、食べ物と一緒に細菌を飲み込まないようにうがいをしましょう。

入れ歯やエプロンが必要な場合には服が汚れないようにエプロンを装着します。また、食事に集中できるようにテレビは消した方がいいと思います。

3.食事しやすい姿勢を作る

椅子に座る場合は、足が床にべったり着き、背中は90度から少し前かがみぐらいが食べやすいです。私たちも足がぶらぶらしているとなんか食べにくくないですか?

足が床に届かない場合は、足元に台を置く、背中にクッションを入れるなど食べやすい姿勢をつくります。

車椅子を使用する場合も、足をフットサポートから降りた状態で地面に足がつくようにします。届かない場合は台を使用します。また、背中も90度から少し前かがみぐらいになるようクッションを入れます。

ベッド上での食事介助はその方の状態に合わせて30~90度くらいの背もたれにします。

4.食事介助は座って行う

隣、または少し斜め前に座りましょう!対面で座ると圧迫感や監視されている感があります。また、立ちながらの食事介助は、圧迫感とお客様の顎が上がってしまい、誤嚥しやすくなってしまいます。

6.食事順番

若い人と比べて高齢者の方は唾液量が少なく、乾燥したものやパサパサしているものは飲み込みにくいです。そこで、飲みものから飲むとよいです。

準備運動で、水分の多い食べ物から食べ、後はご本人様の希望を伺いながら食事介助を行います。希望がなければ、バランスよく召し上がるように配慮しましょう。

途中で汁物や飲み物をはさみながら行っていきましょう。

6.口腔ケア(歯磨き)

口腔内を清潔に保ち、細菌を減らすことは、誤嚥性肺炎の予防することにつながります。

7.食後は横にならない

食べたものが逆流しないように、食後は横にならないようにしましょう。

高齢者 食事介助 誤嚥予防

誤嚥を予防するための注意点

①一口の量は、ティースプーン軽く一杯くらいがちょうどいい。

お客様がストレスなく召し上がられるように、年齢や状態に合わせた量を考えて行います。私の担当している若いお客様で、飲み込む力も通常にあるお客様は一口の量が大きく食べるスピードも速いです。

②やや下から食事介助します。

上からだと顎が上がってしまい、飲み込みにくく誤嚥しやすくなってしまいます。

特に飲み込む状態が悪い時は、汁物は注意が必要です。汁物は汁と具で口に流れ込むスピードが異なるので、一気に口に入ってしまうと誤嚥しやすくなります。

③食事の温度には注意しましょう!

熱いまま口へ運ぶとやけどしてしまいます。私は入社して1年目の時嚥下状態の悪い方に、食事の温度を確認せずに、口へ運んでしまったため、むせ込んでしまいました。

④声掛け、ペース配分に配慮する。

声掛けを行いながらお客様のペースに合わせて行いましょう。

しっかり喉をみてごくんと飲み込んだかを確認してから次の食事へ進みます。急かしたり、飲み込んでないのに、食事を口に運ぶと誤嚥してしまう可能性があります。

嚥下状態の悪い方は特に注意が必要です。食事形態も考えなければなりません。私は、食事順番もわからずに食事介助してしまったことがあります。私の知識不足のせいで、そのお客様はむせ込んでしまいました。

それ以降、自分で調べて注意しながら行っています。

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誤嚥を予防するための高齢者の食事介助方法と注意点まとめ

いかがでしたでしょうか?食事介助って簡単そうに見えて、意外と気を付けるポイントが多いですよね。

私も食べるときには、油断せず、誤嚥しないように気を付けます。むせ込んでるときは苦しいですからね。

誰しも食事は1日の中でも楽しみな時間ですよね!

その大切な時間を楽しく、安全に過ごせるように介護者側の配慮が大切なのです!



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