車椅子で入浴する方法とは?入浴介助の手順や種類をご紹介!

      2019/03/28

 

 

歩行困難や寝たきりの方は、お風呂場までの移動が難しいため、入浴が困難ですよね。

入浴したいけど、普段の車椅子では浴室までに段差があり、移動できない。

ベッド上での洗髪や体の清拭では物足りなく、できればお風呂場でシャワーを浴びてスッキリしたい。

日本人はお風呂好きが多く、入浴の習慣がありますよね。その為、入浴できないという事はとても辛い事だと思います。

では、介護が必要な場合の入浴はどうすればよいのでしょうか?

車椅子で入浴する方法とは?入浴介助方法と手順

1~2の方法は訪問介護でヘルパーを利用し、ご自宅のお風呂で入浴介助してもらう方法です。

1.シャワーチェア・入浴用の車椅子の使用

シャワーチェアは、お風呂場に置く介護用の椅子。または足に車輪がついた入浴用の車椅子の事を言います。

防水で座面がUの字になっており、お尻を洗いやすくなっています。様々な形がありますが、普段使用している車椅子よりコンパクトです。

洗面所や浴室に段差がある場合は、そこに取り外し可能なスロープを作成してもらいましょう。

浴室内はすのこを敷き、入り口とフラットにします。そうすることで、シャワーチェアのまま浴室に入ることが可能です。

シャワーチェアに座ったまま介護士にシャワー介助をしてもらいます。

少しでも立てて、多少でも歩行ができる人は、浴槽の上に取り外し可能なボードを取り付けて、入浴することが出来ます。

手すりやヘルパーに支えてもらいボードに腰かけ、片足ずつ上げてお風呂に入ります。お風呂に入った後、再度立ち上がりボードを外してそのまま座り入浴します。

また、浴槽内で立ったり座ったりの動作が難しい場合は別の方法があり、取り外し可能なボードではなく、リフト状のボードを取り付けてもらいます。

それに座ると、リモコン一つで上下に動くので、ボードに腰かけたまま入浴ができるのです。

2.お風呂場に天井リフトを設置

歩行やボードに移乗が困難な方の入浴方法で、天井にリフトをつける方法があります。ただ、浴室内の構造によりリフトが設置できない場合もありますが…

背中に網のネットを装着します。そのままシャワーチェアで浴槽へ行き、シャワーをします。

その後、リフトにネットを取り付け、リモコン操作でリフトを上げて身体を浮き上がらせ、そのまま入浴するだけです。

浴槽から出る際も、そのままリフトでネットを上げて、シャワーチェアへ移乗できます。

3.訪問入浴の利用

家のお風呂の利用が難しい場合、訪問入浴の利用を検討してみましょう。訪問入浴は、浴槽を用意してくれるので、お風呂場へ移動しなくても入浴することが可能です。

浴槽はベッド横の狭いスペースでも設置可能で、横になったまま入浴することができます。

2人の介護士と1人の看護師が来て、バイタルチェックを行い健康管理をチェックしてくれながらの入浴になります。

その為プライベート感は少なくなりますが、安全入浴することが可能です。

4.デイサービスの利用

家での入浴を考えない場合は、デイサービスを利用して入浴することも可能です。

車いすのまま入れる浴槽や、リフトがついている浴槽。他にも、横になりながら入浴できる浴槽等様々な設備があります。

ただ、プライベート感は全くなく、何人ものお客様を順番に入浴していく為、待つ時間や、入浴時間等。希望通りに入浴できない場合があります。

車椅子 

狭いお風呂場での車椅子の入浴介助方法

マンションの狭い廊下やお風呂場での入浴介助をしています。そのお客様は、スロープやすのこを設置してシャワー浴をされます。

脱衣所、浴室内に入る前の2か所に段差があり、浴室の中も入り口から1段低くなっています。

すのことスロープ付きの台(スロープの部分とフラットの部分がある台)を用意します。

廊下が狭いため、脱衣所の入り口の正面に直接スロープを設置することが難しい状態です。

そこで、脱衣所の入り口前の廊下沿って、フラット部分が脱衣所入り口にくっつくよう、スロープ付きの台を設置しする。

浴室内の入り口前にフラット部分をつけて、スロープ付きの台を設置します。ちょうどスロープの先が廊下に設置したスロープ付きの台のフラット部分に少し重なるように置く。

また、浴室の中は一段低くなっている為、すのこを敷いて入り口と同じ高さにします。

まず、廊下からスロープに上り、フラット部分で脱衣所に向かって90度方向転換して、そのまま脱衣所の入り口に設置したスロープを上る。

そこでまた、フラット部分で浴室内に向かって90度方向転換して、浴室内のすのこに乗り、そのままシャワーチェアで浴室内に入り、シャワーを浴びる事ができています。

スロープは立てることができるため、終わった後は脱衣所の壁に立てて置く事が出来ます。

場所も取らずとても便利ですね!スロープ、台はともに家の広さに合わせて木で作成したものです。

他のお客様は、浴室の天井にリフトを設置されている方がいらっしゃいます。天井にリフトを設置できるかどうかは、家の構造によりますが。

シャワーチェアからリフトで上げてそのまま入浴されています。リフトを使用しているため、安全で、かつ介護者にも負担がかかりません。

紹介した二人のお客様は、歩行困難で1日ずっと車椅子に座っているので、血行が悪くなり身体も凝ります。しかし、入浴することで身体が楽になるようです。

入浴中や入浴後のお客様の表情はとてもスッキリされ、「さっぱりした!」「気持ちよかった!」と表情も良くなっています。

障害がなくとも、高齢者のお風呂場での事故はとても多く、危険もたくさんあります。寒暖差や転倒には十分注意が必要です。

特に冬は、浴室と脱衣所等の温度差に注意が必要で、お風呂場内を事前に温めておく事をお勧めします!

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車椅子で入浴する方法のまとめ

ベッド上の洗髪や、体の清拭だけでは物足りない場合は、シャワーや入浴すると、心身ともにリフレッシュ出来ると思います。

また、身体を温めると血行が良くなる、疲れが取れる等様々な効果が期待できます。

日本人はお風呂好きの方が多いと思いますので、入浴を諦めずに検討してみてくださいね!

他にも方法はあると思います。 一番大切なことは、その方の身体状況や環境に合わせた入浴方法を考えることです!!

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