魚料理や肉料理のアクセントとして身近なスパイスの生姜。
チューブの生姜も手間なしだけど、塊でお料理に使うと仕上がりの風味も格別ですよね!
ただいざ使おうとした時に、ストックしてあった生姜に少量のカビが・・・
「カビを取り除けば問題なく食べられる?」
「端っこだから大丈夫?」
「危険なカビの見分け方は?」
「カビが生えてしまう原因はなに?」
お手持ちの生姜は食べても大丈夫!?
注意が必要なカビの状態を画像で比較していきます!
目次
生姜のカビの種類と原因
生姜に生えるカビの種類は、一般的に以下の3つのタイプに分けられます!
①白カビ→白くフワフワとした風貌で、食品に発生することが最も多いカビ
②青・黒カビ→空気中に常に多く浮遊している、日常生活で最も身近なカビ
③ピンクカビ→食品に見られるピンク色のカビは赤カビの一種で、
強い毒性を持つため食べると食中毒症状を引き起こす事がある
次はこれらのカビの種類の特徴を、白カビは生姜の画像がありましたが、
青カビと赤カビは他の食材の画像で比較し見比べていきましょう!
生姜の白カビ
参照:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10171521225
見た目はほこりのようにフワフワしているのが特徴で、湿度が高いところが大好き。
さらにアミノ酸、タンパク質、脂肪、糖類、酵素といった食品に多い栄養素も大好物です。
生姜は酵素が豊富で絞り汁が出るほどみずみずしいため、白カビには格好の繁殖場所。
生姜の場合は切り口が乾燥しているときにも白っぽく見えることがありますが、
乾燥とともに白カビが繁殖していることもあるので、
完全に白カビがいないと見分けるのは難しいかもしれません。
生姜の黒・青カビ
参照:みかんhttp://www.kabi.jp/kind/penicillium/
生姜に繁殖した黒カビ、青カビは、反対色であることから、
ほんの少量でもすごく気付きやすいですよね。
その反面、除去する範囲もわかりやすいことから、
その色がついた部分を削れば大丈夫だと思ってしまいがちですが、それは間違い!
表面がキレイになったとしても、菌糸が生姜に根深く潜んでしまっている可能性が。
空気中に多く生息しているカビ菌なので、生命力も強いのです。
生姜のピンクのカビ
参照:たまごhttps://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/eisei/shokuhin/jireishu/jirei2.html
生姜と同じ色味で現れる赤やピンク色のカビは、
一見みつけづらいですが実は一番強い毒性を持ったカビ菌です。
白カビや青カビと違い、ほんの少量でも口に入れてしまうと、
下痢や嘔吐などの体調不良に直結してしまう危険性が。
赤カビの生えていた生姜を触ったあとは、
その手も石鹸でよく洗いうっかり口にしてしまわないように気を付けましょう!
参考:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%93
生姜のカビは取り除けば食べられる?食べた体験談とNGな生姜の見分け方
生姜のカビは取り抜けば食べられるのでしょうか?
一度カビが生えた生姜は食べられる?
一度でもカビが生えてしまった生姜は食べないことが最善です。
ほとんどのカビ菌が同じ環境を好むことから、
すでにカビが生えてしまった生姜には別のカビ菌が潜んでいる可能性があるのです。
なので、このカビだから食べても大丈夫と判断することは毒性がハッキリしないため危険です。
そして胞子として生姜についたカビには菌糸があり、その長さや幅はカビの種類ごとに違います。
目視で確認できない菌糸を取り除くことは難しいため、
表面だけ取り除いたとしても安心して食べられませんよね!
さらに水で洗うだけではその胞子を全て除去することが出来ず、
例え熱々のお湯で茹でたとしてもどこにカビ菌が存在しているかは見た目ではわかりません。
30度以上の場所であればカビの繁殖は抑えられますが、
生えてしまったカビを簡単に生姜自体から抜くことは出来ないのですね・・・
参考:http://www.mac.or.jp/mail/100701/03.shtml
カビが生えた生姜を食べた人の体験談
「生姜がカビで?黒くなってたところあったけどその部分切って生姜焼きで食べた。
微妙に酸味あった気がする」
「カビててショック…削いで食べたけど。生姜が変な色になってた…」
「腹がゴロゴロする…。カビてた生姜漬け食べたから…?」
「少し進み気味やったかな…?一緒に入れたはちみつ生姜からカビのような匂いがした」
出典:@TwitterJP
やっぱりみなさん何らかの異変は感じるようですね。
同じことになってしまわないように、食べてはいけない生姜について知っておきましょう!
食べられない生姜の見分け方
・見た目に明らかなカビが生えているもの
参照:http://kiyovege.blog.fc2.com/blog-entry-570.html
・干からびてギュッと小さくなっているもの
参照:https://media.365market.jp/post_detail.php?post_no=18140
・ぐにゃりと柔らかくなってしまっているもの
このようになってしまった生姜は残念ながら使えない可能性が。
次ではこのような状態にしてしまわないための、
新鮮な生姜をキープする方法をまとめてみました!
生姜にカビを生やさない長持ちさせる保存方法
使う目安で決められる、美味しい生姜を保つ方法をご紹介します♪
カビを生えづらくする冷蔵の保存方法
カビが育ちやすい環境は
①適温(20〜30度)
②水分、栄養素のあるもの
③乾燥した空気に触れているもの
以上の条件を逆手にとることで、カビの生えづらい環境にすることが出来ます!
①20度〜30度を避けるべく、冷蔵庫保存は必須です。
ただし0〜4度の冷蔵庫内で繁殖は抑えられますが、カビ菌は育つのでチェックは欠かさずに。
②生姜には水分も栄養素もたっぷり。
なのでカビに察知されないためにもなるべくカットする面は少なく、
皮は剥かずに保存をしましょう!
③空気中のカビ菌に触れることがないように、
そのままの状態で置いておくことは避けたいですね。
ラップやジップロックできちんと覆っておくのがオススメです。
参照:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1060008611/
半月が目安・水漬け保存
空気に触れることと乾燥を防げることから長持ち効果が期待できる、水に漬けるだけという方法。
水道水の水を入れるだけで良いので、かなり手軽ですね!
保存の目安は半月から1ヶ月。
生姜のみずみずしさをキープできるので試してみる価値ありです!
参照:https://www.sirogohan.com/recipe/shougahozon/
持ちはナンバーワン!冷凍保存
使いたい分を切って余った生姜は、皮をむいてジップロックに入れて冷凍保存しましょう!
生姜の風味を損なわずに使うには、1ヶ月から2ヶ月以内が目安。
千切りやおろしなど、様々なバリエーションで保存が可能です!
参照:https://cookpad.com/recipe/4604656
まとめ
お料理上手には欠かせない生姜は、風味アップには欠かせない食材。
でも傷んだ生姜を使うことは、風味以上の心配の種になってしまうかも・・・
カビの特性を知って、生姜を安全に美味しく活用していきたいですね〜!
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