蚊取り線香による火事がかなり危険!火災事例から原因と安全な使い方を紹介

蚊取り線香による火事はかなり危険!火災事例から原因と安全な使い方を紹介

蚊取り線香は、わずらわしい蚊を退治する夏には欠かせないアイテム。

うっかり出すのを忘れると、蚊の音が気になって熟睡できないくらいです。

そんな便利な蚊取り線香ですが火を使うものなので、

ひよっとしたら何かの拍子に火事になってしまったら……と一抹の不安が。

我が家でも火事が怖いので、なるべく布団の近くに置かないようにしています。

夏に安心して使うために、蚊取り線香は本当に火事になるのか知っておきたいところ。

そこで今回は蚊取り線香で火事になるのか、また安全な使い方についても調べました。

蚊取り線香で火事になる?

答えはYesです。

2018年以降も、蚊取り線香が原因とみられる火事が発生しています。

事例は後ほど、紹介します!

蚊取り線香で火事は想像しにくいかもしれませんが、火を使うものなのでリスクありです。

私も恥ずかしながら、蚊取り線香をつけっぱなしで外出してしまった事があります。

あまりにも身近なアイテムで、「火を使う」という意識が希薄だったかもしれません。

またつけっぱなしや、取り扱い方によっては瞬く間に火が広がってしまう危険性も考えられ、虫除けといえど要注意です。

蚊取り線香による火事はかなり危険!火災事例から原因と安全な使い方を紹介

電気の蚊取り線香は火事になる?

答えはNOです。

電気の蚊取り線香では火事になりません。

電気の蚊取り線香を販売しているアース製薬のHPでは、以下のように記載しています。

ヒーターは、一定温度以上にはならない特殊構造になっており、器具の外周は35℃位までしか熱くならないため、火事になるようなことはありません。

引用:https://www.earth.jp/support/faq/fly-mosquito/aa0120/index.html

何日もスイッチを入れたままで、ボトルが空になっても火事の心配はないとの事でした。

火事が心配な方は、電気の蚊取り線香を使うと良いかもしれません。

ただし、故障を避けるためボトルが空になったら、早めの交換が必要です。

蚊取り線香による火事の割合と火災事例

では、蚊取り線香による実際の火事の割合と火災事例を見てみましょう。

蚊取り線香による火事の割合

京都市消防局のデータによると、令和元年中に火災で死亡した41人中2人が、蚊取り線香が原因の火事によるものでした。

放火に続いて多い割合です。

蚊取り線香は油断しやすいので、火が上がってもなかなか気づかないのかもしれません。

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蚊取り線香による火災事例

・ペットが居間に置いていた蚊取り線香を倒した

・ベランダで使用していた蚊取り線香が、近くにあった新聞紙の上に倒れた

・寝室の蚊取り線香の上に布団がかぶさった

など火災事例がありました。

蚊取り線香が倒れたり、上に布団のようなものが被さると火事になってしまうようです。

蚊取り線香による火事の原因まとめ

以下で、蚊取り線香による火事の原因は詳しくまとめました。

火が触れて火事になる

蚊取り線香の燃焼部分の温度は700~800度です。

700~800度というとゴミ焼却炉の中の温度と一緒くらいで、布類などは数秒で燃えてしまいます。

そんな温度の高い燃焼部分に、布団やタオル、カーペット、新聞紙などが触れてしまうと、あっという間に火事になってしまいます。

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油断できないのは、燃焼部分から落ちた灰。

落ちたばかりの灰は、こちらも300度とかなりの高温。

かなり強い火力で炒め物をしているフライパンの中心部が、ちょうど300度くらいです。

落ちた灰を高温のままゴミ袋に入れてしまうと、周りに燃え移ってそのまま火事に……との事態も。

また、新聞紙を受け皿にする場合も要注意です。

灰が落ちて火事になってしまいます。

子供やペット

子供やペットは蚊取り線香で遊んで、倒す可能性があります。

火災事例にもありましたが、倒れた蚊取り線香が原因で火事なるケースが多いです。

火の消し忘れ

とくに寝室での火の消し忘れが火事につながります。

何らかの拍子に布団が被さり、次にソファーに引火したケースがありました。

またベランダなど外で使っている場合には、風向き次第で引火することも。

火をつけている間は、火事の心配は少なからずあると思っていたほうが良いですね。

煙で火事になるの?

蚊取り線香の煙も火事の原因になるのかな?と思いますが、実際になる事はありません。

花火の煙と同じで、煙によって火がつくことは考えにくいです。

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屋外でも火事になる?

屋外の使用でも火事になります。

ベランダに置いた時や、キャンプの時でも周囲に燃えやすいものがあれば危険です。

ベランダには新聞紙を置く家もありますよね。

布団を干すことだってあると思います。

キャンプも燃えやすいものが周囲に沢山あります。

屋外でも室内と同様に火事の危険ありです。

蚊取り線香をつけっぱなし寝てOK?

蚊取り線香をつけっぱなしで寝るのはNG!

寝返りした時に布団がかかってしまいますし、別の部屋でつけるにしても、寝ている時はどんなトラブルが起こっているのか把握できません。

寝ている時、外出時のつけっぱなしは特に危険。

蚊取り線香は火災報知器に反応する?

蚊取り線香で火災報知機は反応するの?って、気になりますよね。

大量に焚く場合は煙に反応するかもしれませんが、1~2本くらいなら反応しません。

ある一定の基準量によって火災報知機は音が鳴るようになっていて、蚊取り線香の煙くらいでは鳴らないとのことでした。

ただしトイレのような、密室で狭い空間ならば可能性はありますね!

でも、リビングや寝室くらいの大きさなら全く問題ないと思います。

蚊取り線香による火事の対策!安全な使い方と注意点

火事にならないよう、蚊取り線香の安全な使い方と注意点を知っておきましょう。

・平らで安定した場所に置く

・燃えやすいものを近づけない

・ペットや子供の手の届かない所へ

・蚊取り線香ケースに入れる

・火を消す時は燃焼部分に少し水をつける

蚊取り線香を途中で消す方法についてはこちらにまとめています!

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・灰は一晩経ってからゴミ箱へ

以上が、火事にならない対策です。

まず基本は平らな場所に置く、これ絶対です。

不安定なところだと、線香ケースに入れても倒れてしまっては意味がなくなってしまいます。

また、灰を捨てる時は火が残っていないか心配なので、翌日冷めてからゴミ箱へ捨てたほうが安心です。

火事防止におすすめな蚊取り線香を紹介

最後に、火事防止に効果的な蚊取り線香を紹介します。

・イデアコマンホール

便利な火消しタイマー付きです。

手を触れないで消化できるので安全!しかも燃焼時間のコントロールも可能。

さらに、蓋にロックがついているのでお子様がいるお宅でも安心して使えます!

室内だけでなく室外でも使いやすいデザインです。

蚊取り線香の火事は選ぶ商品によっても防げます。

ぜひ、正しい使い方も合わせて安全な商品を選んでくださいね。

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