鯉のぼりは誰が買う?昔からのルールと最近の傾向について

鯉のぼりは誰が買う?昔からのルールと最近の傾向について

「子どもの日」と言われる5月5日。

この日はもともと端午の節句と呼ばれ、

男の子が丈夫にたくましく成長するよう願いを込めてお祝いする行事です。

「屋根より高い鯉のぼり~♪」という歌があるくらい、端午の節句と言えば鯉のぼりを思い浮かべますよね。

男の子のいるご家庭では、鯉のぼりや兜を飾ってお祝いをすると思います。

その鯉のぼりや兜は初節句までに準備が必要ですが、

一体「誰が買うのか?」で迷うご家庭が多いようです。

一生に一度のお買い物ですので、家族みんなが納得できるようにしたいですよね!

今回は鯉のぼりは誰が買うべきなのか?最近はみんなどうしているの?

といった疑問にお答えしていきます。

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初節句(端午の節句)の鯉のぼりは誰が買う?昔からのルール

まず、せっかく購入するなら、鯉のぼりって一体何?

というところから理解しましょう!

なんで鯉のぼりを飾るの?

そもそも端午の節句に鯉のぼりを飾る意味はなんでしょうか。

鯉のぼりは天の神様に男の子が生まれたことを知らせ、その子が健やかに成長し、出世することを願うものだと言われています。

江戸時代には黒の鯉(真鯉)1匹だけでしたが、

現代では赤(緋鯉)オレンジの鯉も加わています。

真鯉を父緋鯉を母に見立て、「平和な家族の象徴」として考えられるようになっています。

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誰が買うかルールはあるの?

まず、鯉のぼりを買う人は誰かという正解はありません

昔からのルールとしては、

母方の実家で用意するのが一般的です。

結婚すれば夫の両親と同居するのが当たり前と考えられていた頃、

離れて暮らす母方の両親が、

孫と娘の顔見たさに鯉のぼりを用意して夫の家へ持参したという話があります。

素敵な親心からこのような風習になっているのですね。

しかし近年夫の両親と同居しているご家庭って少ないですよね?

そのため必ずしも母方の実家が準備するというものではなくなってきています。

鯉のぼりは誰が買う?昔からのルールと最近の傾向について

したがって昔からの風習はあるものの、

鯉のぼりを誰が買わなければいけないというルールは決まっていないのです。

ご家庭や地域によっても変わってくるので「母方の両親が買うと縁起がいい」という話はありませんよ。

初節句の縁起物ですので「誰が買うか」はよく話し合い、納得してからがいいですね!

昔からの風習についてはわかりましたが、最近の事情はどうなっているんでしょう?

「母方の実家ばかりがお金を出すの?」

「両家の両親が購入するといって聞かない!」

「夫婦で息子に合った物を買ってあげたい。」

など、可愛い赤ちゃんのためにという思いは共通しているでしょうが、

世間の皆様はどのようにされているのか?気になるところを見ていきたいと思います。

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鯉のぼりは誰が買う?最近の傾向

最近の鯉のぼり購入事情はどうなっているんでしょう。

・鯉のぼりは母方が用意する

・鯉のぼりは父方、雛人形は母方とわけている

・兜と鯉のぼりを両家で1つずつ用意する

・両家で折半する

・親ではなく夫婦が自分たちで用意する

・長男は母方、次男が産まれたら父方

・父親のおさがり

・そもそも購入しない

と様々でしたが、購入する場合基本的には母方が用意するパターンが多いようです

鯉のぼりは誰が買う?昔からのルールと最近の傾向について

とは言え、「可愛い初孫のために!」と勝手に準備されても困りますよね。

買ってもらうにしても、わざわざ親が買ってくれたものが

「大きすぎて置き場所がない」

「自分たちの好みに合わない」

などと理想のものとかけ離れないように、思いを伝えることが必要です。

結局は自分たちの考えが重要になってくると思います。

「初節句のお祝いをしようと思うんだけど」と両家に話をして、反応を見てみてもいいでしょう。

誰が鯉のぼりを買うにせよ、せっかくのお祝い事ですから自分たちが間に立って和やかに話がすすむのが理想ですね。

ちなみに自分たちの理想の鯉のぼりがある場合は、

節句のお祝い金としていただき、

そこから自分たちで鯉のぼりを購入されるご家庭も増えているようですよ。

「母方が用意することが多いっていうけど、うちの地域は父方だよ!」

と仰る方もいらっしゃると思います。

これには地域差があるようなので、次は地域別に見てみましょう。

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地域によって鯉のぼりを買う人は違う?

一般的には「母方が購入する」ことが多い鯉のぼりでしたが、

実は地域によってその差があるようなんです。

・父方の実家が購入する 関東・東北・東海・北海道

・母方の実家が購入する 関西・中国・四国・九州

こう見ると東日本は父方が、西日本は母方が購入する風習があるようですね。

母方の購入が多い西日本の中でも熊本県では、

「家の跡継ぎが出来た」という事で父方が準備する風習になっています。

外飾りの鯉のぼりや大名旗(大型の名前旗)は父方で、

内飾りの兜や五月人形は母方で用意されることが一般的だそうです。

ここまで鯉のぼりは誰が買うかについて見てきましたが、

端午の節句には五月人形・兜を思い浮かべる方もいますよね。

そんな五月人形や兜は誰が買うのが一般的なんでしょうか?

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五月人形・兜は誰が買う?

端午の節句には鯉のぼりだけでなく、五月人形や兜を飾るご家庭も多いですよね。

五月人形・兜は「身体を守る」ものという意味が重視され、

交通事故や病気から子どもを守ってくれるようにという願いが込められています。

リビングひろしま.comの2018年のアンケート結果のグラフを見てみると

「母方の親から購入してもらった」割合が半数となっています。

昔からの風習が、今でも続いているところが多いという事がわかりました。

鯉のぼりは誰が買う?昔からのルールと最近の傾向について

(引用:http://www.livinghiroshima.com/?cn=110822

 

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まとめ

「鯉のぼりは誰が買うのか?」について、母方の実家が用意することが多いものの、

地域や家庭により異なるので明確なルールはありません。

昔からの風習に拘らず、自由な考えが出来る現代だからこそ、

自分たちに合った方法を考えるといいと思います。

何より子どもの成長を願うことが一番なので、

気持ちのこもった鯉のぼりを準備してお祝いが出来るといいですね。

 

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