フルーツの中でも甘みが強く、ジューシーでデザートとしても食べられることの多いマンゴー。
マンゴーそのものだけでなく、マンゴージュースとしても親しまれていますよね。
そんなマンゴーですが、体に悪いという話を見聞きしたことのある人もいるのではないでしょうか?
しかし、マンゴーは一般的に体に悪いといわれるジャンクフードとは違いフルーツですし、
本当に体に悪いのか気になるところです。
そこで、マンゴーが本当に体に悪いのか?真相を調べてみました!
マンゴーが体に悪いされる理由や食べない方が良い人の特徴、
適度に食べることで得られる効果などもご紹介していきますd( ̄  ̄)
目次
マンゴーが体に悪いと言われている理由と食べない方が良い人
マンゴーはなぜ、体に悪いと言われているのか?まずはその理由から見ていきましょう。
マンゴーは体が冷える
マンゴーに限らず、果物や野菜といった植物から採れる食べ物の特徴として、
体を冷やすものと温めるものがあります。
見分け方としては、寒い地方で採れる果物は体を温め、
反対に暑い地方で採れる果物は体を冷やします。
マンゴーは暑い地方で採れる果物ですので、
例外なくマンゴーを食べすぎてしまうと体を冷やしてしまいます。
人の体は冷やす=体温が下がることで様々な病気や体調トラブルの原因となりますので、
体を冷やすマンゴーは体に良くないといわれているのだと考えられます。
実際に、冷え性の人や体を冷やさない方が良い妊婦さんなどはマンゴーを食べ過ぎない方が安心です。
マンゴーでニキビができやすくなる
人によってはマンゴーを食べ過ぎてしまうとニキビができやすくなります。
マンゴーに含まれる栄養素を見てもニキビの原因になりそうなものはありません。
しかし、この後ご紹介する下痢や便秘など、
腸のトラブルの影響を受けてしまうとニキビができやすくなりますので注意が必要です。
ニキビは様々な生活習慣の影響を受けますが、その一つに腸内環境が挙げられます。
腸内環境が悪いと肌トラブルが起こりやすく、
元々ニキビができやすい体質の人などはニキビの原因となりやすいのです。
そのため、ニキビができやすい体質の人や胃腸トラブルを起こしやすい人は、
マンゴーの食べ過ぎに注意しましょう。
マンゴーで下痢や便秘になる
マンゴーは「高FODMAP」に該当する食べ物です。
「FODMAP」とは、以下を含んだ食べ物のことをいい、
FODMAPが高い食べ物が原因で下痢や便秘、腹痛などの胃腸トラブルが起こることがあります。
Fermentable:発酵性
Oligosaccharides:オリゴ糖
Disaccharides:二糖類
Monosaccharides:単糖類
Polyois:ポリオール
必ず胃腸トラブルが起こるわけではありませんが、
元々胃腸トラブルが起こりやすい体質の人はマンゴーの食べ過ぎに注意する必要があります。
また、マンゴーには食物繊維が含まれていますが、
100g当たり1.3gほどですので、そこまで多いわけではありません。
しかし、一度に大量に食べてしまうと食物繊維の影響を受けてしまう可能性もありますね。
特にドライマンゴーのように少量でもたくさんのマンゴーを食べることができると、
食物繊維の摂り過ぎになり便秘や下痢を引き起こす可能性があります。
参照:http://www.aoki.clinic/blog/207/
参照:https://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/fiber.html
マンゴーはアレルギーになる
マンゴーはアレルギー症状を引き起こす可能性のある食べ物に該当します。
特に花粉症やラテックスアレルギーのある人がマンゴーを食べると、
アナフィラキシーの引き金になることがあります。
花粉症の場合は「花粉-食物アレルギー症候群」ラテックスの場合は、
「ラテックスフルーツ症候群」と呼ばれています。
主な症状としては、マンゴーなどの果物を食べた直後に唇や舌、
口の中が腫れる、かゆみやイガイガするといった口腔症状が起こります。
マンゴーを食べた後、少しでも体に不調が生じた場合はアレルギーの可能性がありますので、
食べるのを止め症状によっては病院へ行きましょう。
参照:https://allergy72.jp/cause/food/allergen/fruits.html
マンゴーは太る
マンゴーは食べ過ぎてしまうと太ってしまう可能性があります。
まずは、マンゴーをはじめ一般的によく食べられることの多い、
果物のカロリーと糖質量を見てみましょう。
kcal/100gあたり |
糖質/100gあたり |
|
マンゴー |
64kcal |
16.9g |
バナナ |
86kcal |
21.4g |
りんご |
54kcal |
13.1g |
桃 |
40kcal |
8.9g |
グレープフルーツ |
38kcal |
9g |
グレープフルーツに比べると高くなりますが、
マンゴーがずば抜けてカロリーも糖質量も高いというわけではありませんね。
マンゴーを食べたら太るというよりは、
果物を食べ過ぎてしまうと太る可能性があるということが分かります。
しかし、食べ過ぎさえしなければマンゴーを食べても問題なさそうです!
では、一度にどのくらいの量を食べれば食べ過ぎにならないのか?
マンゴーを食べる適量やマンゴーに含まれる栄養素について見ていきましょう。
マンゴーは食べすぎなければ問題ない!栄養が高く、効果も凄い!
まずはマンゴーに含まれる栄養素とその効果を見てみましょう。
・ビタミンA
視力低下や眼精疲労の予防、子どもの成長促進
・βカロテン
アンチエイジング、必要に応じてビタミンAに変換される
・ビタミンC
免疫力を高める、美肌効果
・葉酸
神経細胞の代謝、成長の補助、肝臓、皮膚の健康維持など
・リン
カルシウムと結合して骨の主成分となる、神経や筋肉の機能を正常に保つ
・食物繊維
腸内環境を整える、血中コレステロールや血糖値の上昇を抑制
・ビタミンB1
筋肉疲労の回復、精神安定効果
・ビタミンB6
皮膚、髪、歯の成長を促進、免疫機能の維持、血糖の維持など
こうして見ると、マンゴーに含まれている栄養素は、
体にとって必要なものばかりだということが分かります。
体に悪いというより、むしろ体に良いという印象を受けますね。
マンゴーを食べる適量はどのくらい?
マンゴーに含まれる栄養素を見ると、積極的に摂りたい栄養素ばかりが目立ちます。
しかし、マンゴーを始め多くの果物は、野菜に比べるとカロリーや糖質が高いため、
食べ過ぎてしまうと太りやすくなるのも事実です。
ではどのくらいの量を食べれば良いのでしょう?
カロリーや糖質量を考えると1日あたり100~150gほどにしておくと良いでしょう。
ちなみにマンゴーの大きさで見ると、大きいサイズのマンゴーであれば半分程度、
小さいサイズのマンゴーであれば2/3個~1個程度にしておくと安心です。
ちなみにマンゴーを手軽食べる手段としてドライマンゴーがありますが、
ドライマンゴーの中には砂糖が使われているものがありますので、
砂糖不使用のものを選びましょう。
また、ドライマンゴーは食べやすいため一度に何枚も食べてしまうという人も少なくありませんが、
ドライマンゴーの100g(7~8切れ)あたりのカロリーは約360kcalあります。
ドライマンゴーを食べる際は、3~4切れを目安に食べるようにしましょう。
生のマンゴーとドライマンゴー、どちらを食べるかは好みもありますし、
場合によってはドライマンゴーしか入手できないこともあります。
どちらを食べても問題ありませんが、食べる量が変わりますので注意しましょう。
参照:https://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/kudamono/mango.html
参照:https://food-drink.pintoru.com/dry-fruits/mango-effect/
まとめ
マンゴーはカロリーや糖質が高いため、食べ過ぎてしまうと太る可能性があります。
また、体質的にマンゴーが体に合わないという人もいますので、
いずれにしろ食べ過ぎには注意しましょう。
マンゴーを食べて少しでも体に異変を感じたら、
アレルギーの心配もありますので様子を見てひどいようなら病院へ行きましょう。
マンゴーは、体に良い栄養素をたくさん含んでいますので、
体に合う人は食べ過ぎに注意して楽しんでくださいね。
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