みなさんは七五三のお祝い、どのようにされていますか?
七五三が義務のように感じてしまう人も多く、
「自分の周りはやっているから」
「写真が残ってないと子供に申し訳ない気がして」
という理由から「やらなきゃ」と思う人も多くいるでしょう。
中には「クリスチャンだからやってない!クリスチャンの人は結構そうなのでは?」と思っている人も。
少し私の話をさせてください。
私は娘の七五三(3歳)でお参り・ご祈祷・食事会、そして別日にスタジオで撮影をしました。
つまりはフルコース…主人の両親を招待という形でやりました。
ですが終わってみれば、「写真だけ」もしくは「写真と食事会」でよかったかも…と。
なぜならばやはり着物を着て動く子供たちが大変でしたし、子供本人も大変そうだし…
当日の神社などでの写真よりもスタジオで撮ったほうがきれいだし…
両親も写真で十分喜んでくれましたし、一日かけて頑張らなくても良かったかも、
と思ってしまいました。
そして何より費用がすごいかかりました(汗)
ご祈祷代・食事会・スタジオ撮影で十万くらい…痛い出費でした。
子供の都合もありますが、親の都合だってあります。
無理してまでやることではないと感じます。
と、これは私の考えなのであくまでも、
「こういう人もいるのだなー」くらいに思っておいてください。
ではほかの人はどう思っているのか調べていたのでお話していきますね。
まずはそもそも七五三をやろうと思っている人がどれくらいいるのか調べてみました。
目次
七五三をやらない・やりたくない人の割合は?
まずは「七五三のお祝いをする予定のある人(やろうと思っている人)」
とそうでない人の割合を見ていきましょう。
調査結果:七五三をするかどうか
2014年、全国の幼稚園・保育園に通う子供をもつママ達を対象に行われた調査結果です。
☆七五三のお祝いをする・その予定がある
54.2%
☆七五三のお祝いをしない・その予定はない
45.8%
という結果になりました。
これを見てもわかるように七五三は「絶対」的な行事で行っているものではなく、
その家庭それぞれで実施するかどうか考えられていて、
さらにそれは約半数ずつの割合だ、ということですね。
ではやる・やらないはどういう理由で決めているのでしょうか。
お金の都合
一番多かったのが費用の問題です。
七五三で費用がかかるものとして、
・子供の着物、ヘアセット
・神社でのご祈祷代
・食事会代金
・写真撮影代金
が主なところでしょうか。
これに親の身支度が入ってくるとさらに費用がかさんでしまうことになります。
簡単に出せる金額ではないが故に金銭面から七五三をやらない、と考えている人は多いようです。
地域・家のしきたり
地域の特徴として七五三をやらない、というところもあるようです。
ただそれよりも「主人の家はやらないから」と、
家庭のしきたりで七五三をやらないと決める人も多いそう。
七五三をやっているのをあまり見かけなかったり、
ご主人の七五三の時の写真や思い出がなかったりしたときは聞いた方が良いかもしれません。
宗教
本来七五三は「無事に子供が成長したお祝い」
として行われる行事で宗教とは関係ないとされていました。
ですが日本の宗教団体の一部やキリスト教などの宗教を信仰している方は、
七五三をやらないところもあるそうです。
様々な事情があり、七五三をやる・やらないを決めているようですね。
では本来七五三は必ずやらなければいけないものなのでしょうか。
七五三の由来から考える!やらないとダメなもの?
七五三の起源は室町時代とされています。
当時は医療が発達していなく、子供が7歳まで無事に成長することが難しく、
また有難いこととされ、それぞれの節目にお祝いをしたことが始まりとされています。
大切なのは「子供の成長に有難みを感じて、これからの成長と幸せを願う」ということですので、
七五三をやらないからと言ってその気持ちがない!というわけではありませんし、
七五三という行事を行わなくても、
そういう思いを持っているということが大切なように思えます。
そして七五三をやらなかったからといって、罰が当たる・縁起が悪い、
なんてことは一切ありません。ですので安心してくださいね。
では実際に七五三をやらなかった人の体験談を聞いてみましょう。
七五三をやらなかった(出来なかった)人の体験談
七五三をやらなかった理由としては
・面倒だったから
・儀式的なものに興味がなかったから
・晴れ着やご祈祷にお金がかかるから
というものが多くありました。
ではここで体験談をご紹介しますね。
七五三をやらなくて後悔…
20代前半の息子たち2人は、主人弟のお古のスーツでお宮参りをして、
義両親と食事会はしましたが、スタジオ撮影はしませんでした。
そのときは男の子だし、いいか~と思ったのですが、あとからとても後悔しました。
今のようにこども写真が充実しているわけではなかったけど、
レンタル着物で写真をとってくれるパックはありました。
後悔した理由は、子供も可愛い時期で、自分も若いときってそのときだけなんですよね。
やっぱり自分も和服など着て、子供たちにも袴など着せたかったです。
引用:https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/1011/622879.htm
確かに「小さい頃の思い出」として残せる時間ってすごくわずかですよね。
七五三に限らず「もっと写真を撮っておけばよかった」と思う瞬間が私もたくさんあります。
では自分が子供の時にやってもらわなかった人の体験談もご紹介します。
七五三はやってもらわなかったけれど…
七五三してもらってないです。
おそらく家は商売をやってたので、そういう中途半端な時季にお祝い事。。。
という時間がなかったのかな、と解釈してますが、子供心に、
「お正月じゃないのに着物が着られる!」ということに、妙に憧れがありました。
あと、千歳飴!「あれって一体どんな食べ物なんだろう???」と、
雑誌の中で千歳飴持ってポーズとってる子供を見て、羨望のまなざしで見てた覚えがあります。
でも、そういった行事を祝ってくれなかったからといって、
親を恨んだりってことはありませんでした。
すごく愛情を注いでくれてたのを、肌で感じていたからだと思います。
引用:https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2004/1108/021221.htm
やらないことで子供がかわいそう、ということはないのですね。
形にこだわらなくとも、親からの愛情がきちんと伝わってくれているというのは嬉しいことですよね。
実は七五三をやった人もやらなかった人も共通している思いがありました。
それは
「迷っているならやったほうがよい」ということです。
多くの人がそう言った意見をもっていました。
ただやりたくても金銭面が…となると難しいですよね。
そこで盛大な七五三にしなくてもこれだけはやっておくといいこと、ご紹介します。
七五三をしない人でも、これだけはやっておきたい事
七五三の時にどんなお祝い方法を考えているかというあるアンケートの調査結果です。
以外と「お参りだけ」「写真だけ」という人も多かったです。
ひとつの考えに偏らなくてもたくさんの方法があります。例えば、
・スタジオの撮影料金が高ければ、着物をレンタルしてお参り
その時に家族写真(三脚使えば十分にとれます)
・スタジオの写真だけにして両家にプレゼントし、食事会はない
・着物レンタルして食事会、その時に写真撮影
などなど、工夫すればいくらでもできると思います。
引用:https://benesse.jp/kyouiku/201511/20151107-1.html
家族行事ですから両親を招待したり…
など自分たちの意見だけでは決められないところもあると思います。
ですが、フルコースで準備して招待しなくても良いのです。
晴れ姿の写真をあげればよいですし、食事会でお祝いだけでも良いですし、
それは自分たちで決めて良いと思います。
インターネットで調査をしたところ、七五三をした人もしなかった人も
「スタジオでの撮影」もしくは
「晴れ着姿でのお参り(自分たちで写真撮影)はやったほうが良いという声が多くありました。
やはり写真として残っていると後で見返したときに良いのかもしれません。
もし迷っている方がいたら、どんな方法であれ「写真」は残してみてはどうでしょうか
七五三はやらなくてもOK? まとめ
私は娘の七五三をやりましたが、「やったほうがいい」「やってよかった」と感じました。
ただ「何歳でやるか」「何をやるか」というのは家庭で決めて良いと思います。
なぜならば何歳かで、ということであれば
「3歳でできるのか」「子供が飽きないか、嫌がらないか」
という子供目線の考えも必要だと思うからです。
娘の3歳の七五三はやりましたが、息子の3歳の七五三はまだやるか検討中です。
なぜならば早生まれということもあり、娘と同じようにはできないと感じているからです。
息子の今回分はパスするか写真だけにしようかと…
そして娘と息子の七五三を一緒にして盛大にやってあげようかと思っています。
(年が近いのでできることですが…)
ただ、やって後悔はしていません。やってあげたことで良かったとは思っています。
次をやるとなると…とは考えてしまいますがね(笑)
確かに周りの目もあるし、写真として残ってるかどうかも違うかもしれません。
ですが大切なのは気持ち。
子供の行動をかなり制限させて嫌がってまでやる必要はないと思いますし、
親も乗り気じゃなきゃ別の方法をとっても良いと思うのです。
気持ちをもってやってあげれば何でもよいと思うんですよね。
それぞれの家庭のことですから、そこはどんな結果になっても卑下する必要も、
後悔する必要もないと思います。
どんな形でも「楽しい七五三」を過ごせますように。
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