ねぎと言えば、栄養があり風邪予防に最適と言われ、
年中たくさんの料理に使われている食材です。
万能で美味しいねぎですが、
「食べ過ぎてなんか頭が痛いかも・・・」と思った事はありませんか?
一体、どのような症状が出るのでしょうか?
調べていきたいと思います!
目次
ねぎを食べ過ぎるとどうなる?体験談
ネギを食べ過ぎた体験談を調べて見るとこんな感想が・・・
「ねぎ食べ過ぎて頭痛い…」
「ねぎ食べ過ぎて、口の中がねぎねぎー。」
「ねぎ食べ過ぎて体のあちこちからねぎ臭する」
「ねぎ食べ過ぎて胸焼けがつらいお…」
ねぎを食べ過ぎるとお腹がいたくなったり、
頭痛や吐き気がするといった方がいらっしゃいます。
また、口臭や体臭が気になるという方も。
生でねぎを食べた後は、少量でもねぎの臭いが口臭として出てきますよね。
体内から湧き上がり、持続する臭いなので、周りへの影響も気になります。
私も夜にたくさんのねぎを食べ、入浴、歯磨きを済ませて寝たのに、
翌朝まだ臭いがしていたことがありました( ;∀;)
栄養があり、美味しいねぎが、どうして体調不良を引き起こすのでしょうか?
次は、原因について見ていきます。
ねぎの食べ過ぎが要注意な理由
なぜネギを食べすぎると頭痛などがしてしまうのでしょうか?
腹痛や頭痛、吐き気の原因は?
腹痛や頭痛、吐き気の原因は、
「硫化アリル」が体内で変化した「アリシン」という成分です。
「硫化アリル」は、ねぎの白い部分に多く含まれていて、
人体に入ると、「アリシン」に変わります。
この栄養素は、殺菌作用や血液をさらさらにする効果があります。
喉が痛い時や風邪の時に、首にねぎを巻くと良いと聞いたことがありますよね。
揮発性もあるので、鼻や口からこの成分が入り込み、殺菌や消炎効果を発揮します。
ただ、刺激がとても強い栄養素でもあります。
なので、食べ過ぎたり、体質や体調によっては負担がかかることがあり、
体調不良の原因となるようです。
口臭や体臭の原因は?
こちらの原因も「アリシン」です。
ねぎを食べ過ぎるとこの成分が血液中にたくさん取り込まれ、
汗などの分泌物と一緒に排出されます。
そのため、体臭がきつくなるのです。
体臭はおよそ約16時間持続し、長い時は約48時間持続することもあるそうです。
恐ろしいですね・・・^_^;
また、消化中は胃から臭いが発散され、口臭となります。
消臭効果があるとされる牛乳や緑茶で口臭を軽減できたとしても、
体臭はなかなか消せないのではないでしょうか?
新陳代謝を高め、疲労回復、食欲増進など素晴らしい効果がある反面、食べ過ぎには要注意ですね。
次は、ねぎを食べる時に気をつけたいポイントを見ていきます。
ねぎを食べ過ぎた時の対処法
では、ネギを食べすぎてしまった時はどうしたら良いのでしょうか?
腹痛や頭痛、吐き気の対処法
まずは安静にして水を飲み、様子を見ましょう。
アリシンは、水に溶けやすい性質も持っています。
水を飲むことにより刺激が薄まります。
また、排泄という形で素早く体内から出てくれます。
吐き気がある時は難しいかもしれませんが、キャベツを食べるのもお勧めです。
キャベツには、ビタミンUという胃腸を守る成分が入っています。
水分量も多いので、お水と同様に体内からアリシンを出す効果も期待できます。
口臭や体臭の対処法
口臭を緩和するには、
・しっかりと歯(舌)を磨く
・口臭スプレーを使用
・ミントのガムを噛む
・液体歯磨きで口腔内洗浄 などが効果的です。
しかし、できれば胃の中から湧き上がる臭い、
体臭として発散される前に何とかしたいですよね。
お勧めの飲み物と食べ物はこちらです。
・牛乳、緑茶、コーヒー、野菜ジュース
・梅干し、りんご、レモン、ヨーグルト
「硫化アリル」はタンパク質と結びつきやすいと言われています。
牛乳、特に低脂肪牛乳はタンパク質が豊富なので、お勧めです。
また、牛乳は胃に粘膜を張る効果もあります。
できれば、食べる前に飲んで予防したいですね!
梅干しは、夜食べるとその日に食べた酸性の物を、
アルカリ性に変えると言われるほどのパワーがあります。
りんごは、ポリフェノールや酵素が「硫化アリル」の臭い消しをしてくれるそうです。
ねぎを食べ過ぎる前に、適量が分かっているといいですよね!
1日にどれくらい食べることができるのか?
気を付けたいポイントも一緒に調べていきます。
ねぎを食べ過ぎない!適量と気をつけたいポイントは?
1日にどのくらいの量なら良いのでしょか?
白ねぎ・青ねぎ食べ過ぎない!どれくらい食べれば良いのか?
ためしてガッテンでは、ねぎの理想的な1日摂取量は、70gと言われていました。
また、1日に100g程であれば問題ないという意見もあります。
個人差もありますので、自分の適量を知ることも大事ですね。
刺激がとても強く、大人にも強く影響を与えることもあるねぎ。
子供には特に注意が必要です。
加熱して食べる
「アリシン」は加熱すると胃腸への負担を和らげ、臭いもある程度抑えることができます。
生で食べるよりも負担をかけないので、臭いが気になる方、胃腸が弱っている方にはお勧めです。
しかし、体質によってはやっぱりダメだという方もいらっしゃいます。
加熱したからと言って、食べる量を増やすのはお勧めできません。
加熱するとアリシンやビタミン類は失われますが、
まったくなくなるわけではありません。
臭いや胃腸への影響が気になる時は、加熱していただきましょう。
あまり負担をかけずに、しっかり栄養を摂りたい時は、ねぎ湯がお勧めです。
風邪の時に食べたい汁物として知られています。
・ねぎを生のまま刻んで、水にさらさず15分程置く
・お椀に刻んだねぎ、味噌や鰹節、醤油などお好みのものを入れ、お湯を注ぐ
ねぎがあまり加熱されずに、栄養も失われにくいメニューです。
さらに、溶けだした栄養も汁と一緒にいただける最高の汁物になります。
水にさらして食べる
ねぎを水にさらすと、硫化アリルが溶出してその効力が薄れます。
蕎麦やそうめんなどの薬味に使いたい時など、生で食べたい時にお勧めです。
生のまま刻んで、しばらく(1時間程度)置いておくと、酵素の働きによって薬効成分が増えます。
水につけるかすぐに食べて、なるべく空気に触れる時間を短くしましょう。
栄養を逃したくない方は、水にさらす時間は短時間にしましょう。
まとめ
ねぎを食べ過ぎると、様々な体調不良が起こる可能性があることが分かりました。
「アリシン」を含め、ねぎにはたくさんの栄養が含まれています。
冬は体を温めてくれますし、血行を良くするので、
肩こり解消や血栓を予防する効果もあります。
食物繊維も豊富でぬめりも成分もあり、お通じを良くしてくれます。
ひき始めの風邪にも効果的で、疲れもとってくれます。
青い部分には、カルシウムやカリウム、
ビタミンCやカロテンといったミネラルも豊富に含まれています。
食べる量や方法によっては、体調不良どころか健康維持、風邪予防に役立つ食材です。
影響は人それぞれですので、様子を見ながら、
ぜひご自分にあった量や調理方法を見つけてくださいね!
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