白いまろ眉にとピンと立ったしっぽと耳。
そんな愛くるしい顔立ちの柴犬は老若男女に問わず人気で、ペットとして飼う家庭も多いですよね。
犬を飼うなら柴犬が良い!という人も少なくないはず。
しかし、その一方で柴犬を飼っている人達からは「飼いにくい」という噂があるようです。
なぜ、柴犬は飼いにくいと噂されているのでしょうか?
・実際に飼いにくいと感じた人の体験談
・飼いにくい、難しいと感じた理由
・その解決策
・柴犬と相性がいい人
に分けて解説していきます!
目次
初心者で柴犬を飼った人の飼いにくい・難しいと感じた体験談
まず、実際に柴犬を飼って飼いにくい・難しいと感じた人の体験談を見ていきましょう。
「保健所から柴犬を引き取りましたが、その柴犬はどうやら人見知りのようで、
散歩の最中なんかにも人に向かって吠えてどうしたらいいのかわかりません。」
「小さい頃から甘えると噛んできます。
それが甘噛みならいいのですが、たまに本気で噛んできて痛いです。」
「お客様が来ると興奮してか飛びつきます。
犬を飼っている人や好きな人ならいいのですが、
中には苦手な人もいるのでやめてほしいです。」
などなど…
どうやら柴犬を飼うと、吠えぐせ・噛みグセ・飛びつきなどで困っている人が多いようですね。
ではなぜ、そのような問題行動を起こしてしまうのでしょうか?
その原因は、柴犬の性格にあるようです。
柴犬は飼いにくい、難しいとされる理由
可愛い顔とは裏腹に攻撃性や独立心、警戒心が強く賢いながらも勇敢な性格です。
また、飼い主への忠誠心が高いです。
そのこともあり柴犬は、古くから猟犬や番犬として活躍していました。
柴犬ってオオカミのDNAと近いんですよ!
柴犬もオオカミもリーダーへの忠誠心が高い猟犬の賢さと勇敢さという点では、
似ているのかもしれません!
そのため、上の体験談のような吠えぐせが着いてしまうのは、
飼い主や家を守ろうとしての行動なんですね。
噛みグセ・飛びつきに関しては、
飼い主の気を引きたかったりかまって欲しいという気持ちから来ているのでしょう。
柴犬を飼いにくい・難しいと言われているのは、
主にその警戒心の強さと甘えん坊な性格が災いしているのでしょう。
しかし、飼い主のしつけ方によっては、それらの問題行動を起こさずに解決する場合があります。
柴犬は初心者には難しいのか?解決策とは
先程も述べたように、柴犬には警戒心や独立心の強さ、
飼い主に対して甘えん坊な性格が災いしてあのような問題行動を起こしてしまいます。
今回は、前に述べた吠えぐせ・噛みグセ・飛びつきに着目して解決策を紹介していきたいと思います。
柴犬が吠える、噛む、飛びつくなどの原因は、
①警戒心
②ストレス
③わがまま
④興奮して
の4つである場合が主です。
その原因と解決策について解説していきます。
警戒心
柴犬は、先程犬の中では警戒心が犬一倍強いと紹介しました。
そのため、知らない人や犬、大きな音がする車に対して過剰に吠えてたり飛びかかってしまうんです。
じゃあどうすれば警戒心から問題行動を起こさずにすむのか。
その理由は、社会化不足であると言われています。
社会とは、犬が生きている間に経験する様々な刺激のことです。
様々な刺激…それは、他の人や犬との関わりなどのことで、
これらに慣れていないと毎回「犬と人間がいる!遊ぼう!」と反応してしまいますよね。
しかし、慣れていると「あ、いつもの犬と人間だ…」と、吠えたり飛びかからずにすみます。
犬を社会化させるためには、飼い始めた子が子犬である場合、
子犬の頃から知らない人や犬と交流させたり、
公園やドックランなどに連れていき、様々な経験をさせてください。
そうすれば、警戒心で吠えたり飛びかかるということが無くなります。
要は慣れさせるということです。
それは、成犬の場合も同じです。
子犬の頃より鳴かなくなるまでの期間は長引くかもしれませんが、気長に待ってあげましょう。
ストレス
犬だって生き物なのでストレスが溜まります。
そのストレスを何とか発散させようとして、「吠える」や「噛み付く」という行為をしているのです。
人間がストレス発散で歌ったりするのと同じですね。
ストレスでそういった問題行動を起こさない為にはどうすればいいのか?
ストレスを「吠える」「噛みつく」以外の方法で発散させる必要があります。
そのためにはもちろんストレスの原因を知る必要がありますよね。
犬がストレスを抱える原因は主に2つです。
・運動不足
・コミュニケーション不足
運動不足
運動不足の場合、散歩が原因かもしれません。
散歩は毎日欠かさず行ってあげたり、散歩の時間をいつもより伸ばしてあげる。
回数を増やすなど対策を行ってあげてください。
噛み癖
また、噛みグセが強い子の場合は、噛めるおもちゃなどをあげましょう。
犬用のガムなんかが特にオススメです。
コミュニケーション不足
次にコミュニケーション不足の場合ですが、
柴犬はそもそもあまりベタベタとしたコミュニケーションを望みません。
一緒に過ごす時間を少し増やしてあげたり、
構いすぎている場合は、それがストレスになっている場合もあるので、
どのくらいの距離が適切か見極めて上げてください。
わがまま
何かを要求しようとして問題行動を行うパターンですね。
この場合は、完全に「飼い主」と「ペット」という関係性を構築できていないことが原因です。
飼い主が犬に対して甘やかし過ぎていたり、なんでも与えてしまっていませんか?
餌やトイレ掃除、遊び、病気の時は病院に連れて行ってあげるなど、
もちろん命を預かっている身ですからきちんとしてあげなければ行けません。
しかし、おやつをあげる、遊んであげるなどの行為を過剰にやり過ぎると、
「こいつは吠えたらなんでもしてくれる」と、犬の方が勘違いをします。
その状態は良いとは言えません。
そんな時の解決策は、「無視をする」ことです。
吠えられても噛まれても反応もせずにじっと無視をします。
すると、だんだん吠えても噛んでも「これはしてくれないんだな」
と学習して余計に吠えることがなくなります。
飼い主にとっては少し切ないかもしれませんが、
その分学習して吼えなくなったら沢山褒めてあげてください。
興奮して
人懐っこい犬の場合、来客が来ると興奮して飛びついてしまうようです。
それは犬側からしてみれば、ただ「いらっしゃい!」と言っているだけなのですが…
犬好きな人なら喜んでくれるかもしれませんが、
苦手な人は服を汚されたと怒るかも知れませんし、
小さな子供には怪我をさせる可能性もあります。
そうならない為にしっかりしつけをしたいところです。
しつけ方は、まず興奮させないために人に慣れさせる必要があります。
人に会えることを当たり前にするといちいち来客に反応する必要も無くなるのです。
積極的に人気の多い公園やドックランに連れていく。
そして、「おすわり」や「まて」のような芸を覚えさせます。
まずは「おすわり」を覚えさせましょう。
その声が聞こえたら言う事を聞かなければいけないというようにしつければ、
あなたが声をかけるだけで従順な子なります。
飼いにくいと言われている柴犬でも、その原因や理由を理解してあげて、
それを解決してあげれば、飼いにくいなんてことはないです。
とはいえ、やはり柴犬にも生まれ持った性格があるため、
飼いやすい人、飼いにくい人と相性があります。
柴犬と相性がいい人とはどんな人なのでしょうか?
柴犬と相性が良い人
柴犬と相性がいい飼い主はズバリ「厳格な人」です!
え!?と思う方もいると思いますが、
柴犬は友達のような飼い主と言うよりはご主人様のような信頼出来る強い飼い主の方を好みます。
柴犬は、犬種の中でも上下関係を認識するタイプなので、
飼い主が下に見られてしまうとわがままな子に育ってしまいます。
そのため、しっかりとしつけられ、
その代わりに柴犬を守り大切にしてあげられる人が理想の飼い主であると言えます。
さらに柴犬はプライドが高いので、
あまりベタベタと触らず適当な距離感を保てる人に相性がいいです。
少し忙しい生活をしている人なんかは、
スキマ時間での癒しを求めるために適している犬種かもしれませんね。
では、今度は実際に柴犬を飼ってみてよかったと思った人の体験談を見ていきましょう!
柴犬を飼ってよかったと思った体験談
「離婚した後に気が滅入っていたが、柴犬を飼い始めると自然と笑顔になり、
外に出る頻度も増えるため気持ちが前向きになった。」
「飼い主に従順な性格であるため、そばを離れずにじっと命令を待ってくれる。」
「始めは犬を飼うならあれをしたい、これをしたいと思っていたが、
いざ飼ったら寝顔を見ているだけで幸せ。
それに、飼う前よりも遥かにストレスが減っている気がする。」
頭の良い従順な柴犬だからこその感想ですね!
まとめ
今回は、柴犬は飼いにくい理由や原因、解決策について解説していきました!
柴犬を飼いにくいと思う原因は、
しつけ方によるものでしっかりとしつけをすれば、言うことを聞いてくれるようになります。
言うことを聞かないからとお世話することを放置せずに気長に教えてあげてください。
きっとあなたにとって従順な可愛いパートナーになること間違いなしですよ。
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