小さなお子さんがいるご家庭では、できるだけ「安全」「安心」「クリーン」な暖房器具を使いたいですよね!
オイルヒーターと言えば、「赤ちゃんのいるご家庭にも安心、安全」とよく聞きますが、
安心安全の中に、火傷の心配は含まれているのでしょうか?詳しく調べていきましょう(/・ω・)/
目次
オイルヒーターで子供や赤ちゃんが火傷(やけど)?どのくらい危険?
オイルヒーターは、他の暖房器具と違って熱源が外に出ていない為、
高温にならないことから火傷の心配が少ないです。
最新のオイルヒーターでは、表面温度は60℃ほどと言われていて、
これは触れた瞬間には火傷はしない温度になります。ただ、やっぱり触ると熱くは感じる温度ですよね。
あまり低いと部屋を暖めることはできないですし、
安全面と熱効率を考えてそのぐらいになっているのだと思われます。
しかし、60℃の物に皮膚がずっと触れていると、
5秒程度で接触している部分から皮膚が損傷を受けると言われています!
(参照:消費者庁 湯たんぽの例 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/130227kouhyou_1.pdf)
ぱっと触れただけでは火傷にならない温度ですが、数秒触れていたら、低温火傷をする可能性があるのです。
赤ちゃんの柔らかい肌だと、5秒もいかないうちに低温火傷してしまうかもしれません。
つかまり立ちを始めた赤ちゃんや、何かに夢中になっている小さなお子さんだと、
オイルヒーターに触って、気付かぬうちに低温火傷につながるかもしれないんです。
びっくりしてパッと手を放す程の温度ではないからこその、低温火傷の危険が潜んでいると言えます。
それでも、オイルヒーターは一般的に火傷しにくいと言われていますが…本当なのでしょうか。
オイルヒーターは火傷(やけど)しにくいって本当?
そうは言っても、その他の暖房器具の表面温度は300℃から900℃程度で、
一瞬触れただけでも大火傷を負うような温度です。
300℃は白煙が上がるほど熱々に熱した鉄フライパンの表面温度に相当します。
そんなところに赤ちゃんの肌が触れる事を想像すると…ゾッとしますよね…
それに比べるとオイルヒーターは火傷しにくく、お子さんにも安全な暖房器具と言えるでしょう。
以下は消費者庁による暖房器具における事故発生件数のグラフになります。
オイルヒーターの温度が湯たんぽやあんかに近いことを考えると、
高温になるストーブやヒーターに比べて、リスクは低いと言えます。
参照:http://www.pref.osaka.lg.jp/shouhi/syohi-tyuikanki/20161122danbou.html
デロンギオイルヒーターは火傷しにくいって本当?
オイルヒーターの業界をリードするデロンギ。
お値段は少し高めですが、やはり高いだけあって品質が良いと言われています。
表面温度は最新のモデルで60℃設計、少し前のモデルでも70℃ほどなのと、
熱くなりやすいパネルとパネルの間などのすき間がないことから、火傷しにくいと言われています。
ただし、前述のとおりやはり低温火傷の危険性はあります。
商品の口コミでは実際に火傷されたお子さんの体験談が載っていました。
7か月の子供がおり、オイルヒーターは火傷の心配がないとされていたため、
秋口にこちらを購入いたしました。
つかまり立ちを覚えたての我が子は私が一瞬目を離したすきに、
ヒーター部分を掴んでしまい病院で診察を受けるほどの火傷を負ってしまいました。
目を離した私に責任があるのは重々承知ですが、火傷の心配なしという記載は止めていただきたい。
引用:https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000800226/SortID=20405768/
こちらの商品はHJ0812という、80℃に達するモデルですので、
やはり、低温火傷のリスクは最新モデルよりも高くなりますね。
また、火傷の心配なしとは記載されておらず、
あくまでも「やけどしにくい表面低温化設計」ですので、
小さいお子さんや赤ちゃんの近くで使用するのには対策が必要です。
ユーレックスやアイリスオーヤマのオイルヒーターは火傷(やけど)する?
ユーレックスのオイルヒーターも、国内メーカー、国内製造品で人気の機種です。
アイリスオーヤマもまた、国内のメーカーであり、独自のウェーブ型フィンのオイルヒーターが人気です。
表面温度の記載は、カタログやHPでは見つけられなかったので、家電量販店で聞いてみました。
店員さんのお答えは、
「90℃ぐらいまで上がりますね。デロンギの最新機種と比べると、
かなり熱い印象ですが、一瞬触れたぐらいでは火傷はしませんよ!」でした。
デロンギの機種と同様、瞬間的に触るぐらいでは火傷しませんが、低温火傷の危険性があるという事になります。
また、パネルの構造が両メーカーともに手を入れられるすき間があり、
お子さんが手を入れてしまって、咄嗟に抜けずに火傷につながってしまう危険がありそうだと思いました。
やはりこちらのメーカーのオイルヒーターも、小さなお子さんがいるご家庭では、きちんと対策が必要そうです。
次項でどんな対策が取れそうか、見ていきましょう!
オイルヒーターで火傷(やけど)しないための対策・注意点!
オイルヒーターは他の暖房器具と違い、すぐに火傷するような危険性が低く、
比較的安全と言えるものの、低温火傷の危険性はあるという事が分かりました。
では、どうすれば低温火傷の事故も防げるでしょうか。
オイルヒーターのパネルや上部に触らないこと!
どんな暖房器具にも言えることですが、運転時、本体には触らないようにしましょう。
小さなお子さんがいる場合には、必ずそばで付き添ううこと、
もしくは近くに寄れないようにガードやサークルを使用して、
オイルヒーター本体にお子さんの手が届かないようにしましょう!
大人の言葉が守れるぐらいの年齢のお子さんでしたら、
「オイルヒーターには触ってはダメ!」というお約束をしておきましょうね(^^♪
転倒防止策を立てておく!
自分から触りに行って火傷する他に、オイルヒーター自体が動いてしまって、火傷する可能性もあります。
キャスターにストッパーがついている場合には、使用時には必ずストッパーをかけておきましょう。
また、転倒時に自動で電源がオフになる機種が沢山出ていますので、
そういったものを選ぶとより安心だと思います!
他の暖房器具を検討する
「やっぱりオイルヒーターは心配だな」と思われたら、他の暖房器具を検討するのもひとつです。
ただ、他の電気ストーブ、石油ストーブ、ファンヒーターなどは逆に火傷のリスクが高まってしまいます!
実は、電気ストーブなどは火事に繋がりやすいのです!
電気ストーブで火事が起きる湿度に驚愕!皆がやってる事故に繋がる使い方も!
火傷の心配がない物で言うと、エアコンぐらいですね。
ただ、エアコンは火傷の心配はないものの、埃を舞い上げますので、
こまめなお掃除が重要になりますし乾燥対策も必要です。
ある程度動き回れるお子さんでしたら、電気カーペットも選択肢に入れられると思います。
まだじっとしている月齢のお子さんだと、
電気カーペットも低温火傷のリスクがありますのでご注意下さいね。
オイルヒーターで火傷(やけど)する?子供や赤ちゃんがいても安心して使えるの?:まとめ
オイルヒーターは「安心」「安全」「クリーン」と三拍子そろった、
赤ちゃんのいるご家庭には最適な暖房器具だと思っていましたが、
ある程度の低温火傷への対策は必要だという事が分かりました。
ですが、やはり他にはない、魅力的な商品ですよね。
しっかり対策をとって、安心、安全にお使いいただければと思います!
コメントを残す