様々なダイエット法が紹介されていますが、その中に「寒天ダイエット」があります。
寒天は海藻から出来ているためカロリーが少なくてなんだか痩せやすそうですよね。
ゼリーや煮こごりなど、スイーツからおかずにもなる便利な食材です。
しかし寒天の食べ過ぎは逆効果だと知っていましたか?
まずは、寒天の栄養素をチェックしてから「寒天を食べ過ぎるとどうなるか」
「注意点と効果的な食べ方」について最後までぜひチェックしてみてくださいね!
目次
寒天の栄養素
寒天の原料は主にテングサという海藻で、ほとんどが食物繊維でできています。
寒天は、100g当たりの食物繊維が74.1gと食品の中でもトップクラスです。
食物繊維は便秘の予防をはじめとする整腸効果だけではなく、
血糖値上昇の抑制、コレステロールの吸収を防ぐ効果が明らかになっています。
適度に摂取するならダイエットに最適な食材に見えますが、食べ過ぎると…?
一体どうなるのでしょうか。
寒天を食べ過ぎた場合どうなる?
寒天を食べすぎてしまうと、一体どのようなことが起きるのでしょうか?
寒天を食べ過ぎた失敗談
実は私も以前寒天ダイエットに挑戦したことがあります^_^
手軽に手に入り、食前に食べればいいだけなので簡単に取り組めました。
寒天とジュースを混ぜて「寒天ゼリー」にしたり、「ところてん」を食べたりしました。
つるっと食べられる代わりに、なんだかもの足りなさを感じるように…。
夏ならまだしも寒い冬に冷たいものばかり食べるのにも飽きてきました。
(レパートリーが少なかったもので…)
そしてなんと、よかれと思って沢山食べたことでお腹を下し下痢になってしまったのです!
いくらダイエットにいいとはいえ、体調を崩しては元も子もないですよね。
このような形で私の寒天ダイエットは失敗に終わりました( ;∀;)
寒天をどのくらい食べるとよくないの?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」によると、
食物繊維の1日の摂取目標量は18~69歳で男性20g以上、女性18g以上
引用:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
となっていますが、現代人の1日の平均摂取量は14gと目標を下回っています。
これは1日当たり約4~6g不足している計算になるので、
1回につき2gを目安に1日3回に分けて摂ると不足分を補えます。
つまりこれ以上摂取すると体に不調が現れてくるということですね。
寒天の食べ過ぎで下痢になるのはどうして?
寒天に含まれる「水溶性食物繊維」は腸内環境を整えてくれる半面、
食べ過ぎることで下痢を引き起こすことがあります。
「水溶性」という名の通り、水に溶けやすい食物繊維です。
寒天は水分を沢山含んでゼリー状になり、腸の中の老廃物や有害物質などを吸着し、
便として体の外に排出してくれます。
このような性質から適量を摂取すれば便通が良くなるものの、
寒天ばかりを摂っていると便の出がよくなりすぎて下痢を引き起こすことがあります。
寒天で便秘を解消というけれど、逆に便秘になるのはどうして?
便秘に関しては寒天の食べ方に問題があります。
寒天は必ず水分と一緒に摂るようにしましょう。寒天は水分を含んで何倍にも膨張します。
そして寒天に含まれる食物繊維が体内で多くの水分を吸収してしまうため、
かえって体が水分不足に陥ることがあるのです。
寒天は十分に水に溶かしてから食べるようにしましょう。
寒天の食べ過ぎで腹痛や気持ち悪くなるのは?
寒天が水分を吸収しやすい性質から、お腹の中で膨張します。
この性質によって寒天は腹持ちがよく、食べ過ぎを防いでくれます。
やはり食べ過ぎてしまうと「お腹が張って苦しい、気持ち悪い」という感覚に繋がってくるのです。
寒天を食べ過ぎると太る?
寒天はカロリーが低くて有名ですが、100gあたり約3kcalで糖質は0g
と全く含まれていません。それなのにどうして太ってしまうのでしょうか?
これは寒天の食べ方に関係があります。
寒天自体には味がなく、味付けをして食べるのが一般的ですが、
その際の食べ方に注意をする必要があります。
味付けの仕方で、高カロリー・糖分たっぷりになってしまうと意味がありませんね。
寒天の食べ過ぎで起こるデメリット、意外にもたくさんありますね。
しかし、気をつければダイエットの強い味方になってくれる寒天!
こちらの記事を読んで理想的な体に近づいちゃいましょう!!
つい食べ過ぎてしまった場合どうすればいいのか見ていきましょう。
寒天による体調不良の対処法
寒天を食べ過ぎて体調が悪くなったときはどうすれば良いのでしょうか。
寒天自体にカロリーがないため、寒天ばかり食べていると栄養が偏り体調を崩す一つの原因になります。
必要な栄養素は他の食材からしっかり摂取し、
寒天はあくまでも補助的な役割で食べることをお勧めします。
カロリーが低いからと食べ過ぎず、適量を守って食べるようにしましょう。
ではどのように食べるのが一番いいのか?寒天を食べる際の注意点と、
効果的な食べ方をお伝えします。
寒天の注意点と効果的な食べ方
では次に、寒天の効果的な食べ方をご紹介します!
1日どれくらい食べるのが適量?
ダイエットや便秘解消のためにもぜひとも積極的に摂り入れていきたい寒天ですが、
適量がどれくらいかご存じでしょうか?
「寒天10gでキャベツ1個分の食物繊維がある」と言われています。
どれだけ寒天に食物繊維が含まれているかがわかりますね。摂取量は必ず守るようにしてください。
他の食材から足りていない分の食物繊維を補うため、
寒天は1日4~6g食べるようにするといいでしょう。
ティースプーン一杯程度です。ほんの少しでいいんですね!
1日のうちいつ食べるのが効果的?
方法としてあげられるのは3つです。
食事の10分前に摂る
食事の前に寒天を食べることでお腹を膨らませ、食事の量を抑える効果があります。
お茶などに混ぜるのがお手軽でいいですね。
食事に寒天を混ぜる
お米を炊く際に寒天を混ぜたり、スープやサラダに寒天を入れて食べたりします。
いつもの食事に寒天を入れるだけなのでとても簡単ですね。
カレーやシチューにいれてもとろみが出て美味しくなりますよ。
間食や食後のデザートに混ぜる
普段からおやつやデザートを食べる習慣がある方におすすめの方法です。
いつも食べている糖分たっぷりのおやつを寒天に置き換えるだけで
大幅なカロリー削減になります。
牛乳やトマトジュースを使った低カロリーの寒天ゼリーなどがおすすめです。
高カロリーなジュースで寒天ゼリーを作ってしまうと、意味がないので気を付けましょう!
水分はどれくらいとれば良いの?
寒天は1gにつき100㎖の水分を吸収すると言われており、
寒天を食べる際は水をたくさん飲む必要があります。
水分が少ないと腸内の水分まで吸収して便秘の原因となってしまいます。
容量は守って上手に水分も摂っていきましょう。
まとめ
ダイエットや腸内環境調整に最適だと思われていた寒天。
しかし、食べ方を間違えるとお腹の調子を悪くしたり、
逆に太ってしまったりする可能性があることがわかりました。
ただ、寒天自体は身体にいい食材なので、
他の食材とバランスをとりながら摂取すると身体を整えてくれる素晴らしい食材だと言えます。
くれぐれも食べ過ぎには注意してくださいね。
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